経営戦略

経営方針

当社は、『エンジニアサポートカンパニー』という経営理念に基づき、顧客企業の持続的な成長に貢献するテクニカル・パートナーとして活動しております。永きにわたるこの基本姿勢は、多くの信頼と実績を築き上げ、業界のパイオニアとして確固たる地位を確立いたしました。
 これからも、顧客企業、株主、従業員をはじめ、すべての社会の皆様からご支持、ご賛同いただける経営を推進し企業価値の拡大に努めてまいります。

経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社の主たる事業である技術者派遣事業においては、稼働人員(技術者数×稼働率)×技術者単価×労働工数で算出される金額を売上高として、顧客企業に配属中の技術者の労務費等を売上原価として、社内にて教育研修(待機)中の技術者の労務費、スタッフ職の労務費等を販売管理費として、計上しております。
当社は、技術者数、稼働率、技術者単価を重要な経営指標と考え、更なる向上に努めてまいります。

経営環境

当事業年度におけるわが国経済は、ウィズコロナの下で、緩やかに持ち直しました。新型コロナウイルス感染症、ロシア・ウクライナ情勢、資源価格・為替の変動等により、顧客企業によっては、業績が下方に振れることがありましたが、当社の事業環境への大きな影響はありませんでした。先行きについては、2024年1月期の市場環境に関して、引き続き、メーカーの開発プロジェクトが活発な状況を予測しております。

資本コスト

当社は、資本コストを把握しております。
2023年1月期 WACC  8.2%
2023年1月期 ROIC  22.1%
収益計画や資本政策の基本的な方針を中期経営計画に反映しております。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

当社は、借入金がないこともあり、株主資本コストを重視し、約8%と認識しております。2023年1月期のROEは23.5%となり、株主資本コストを上回っております。中期経営計画において、ROEの目標を20%以上と設定し、資本効率の向上に取り組んでおります。

株価向上のため、配当性向50%をベースとし、毎年、当期純利益を増額していくことにより、前年割れのない配当金額の決定をしていきたいと考えております。当社の2023年1月期末のPBRは2.96倍となり、引き続き、向上を目指して、IR活動の充実に努めてまいります。