社内公募制度を活用してプロダクトバリューグループから、ワイドバリューグループに異動し、全固体電池の研究開発を進めています。

T.Y.さん(以下:Tさん)は社内公募制度を活用して、当初所属していたプロダクトバリューグループから、ワイドバリューグループに異動しました。配属先では、EV本格化の鍵を握ると言われる全固体電池の開発プロジェクトに携わっています。業務に関連する資格取得やスキルの修得に取り組みながら、さらなるキャリアアップを目指しています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile
ワイドバリューグループ
機械 T.Y.

自然科学教育部 理学専攻
2022年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

大学での研究を通して身につけた「物事を見る力」は
エンジニアとしてあらゆる仕事に応用が効きます。

子どもの頃から、家の中の秤や照明器具を解体したり、組み立て直したりすることが好きだったというTさん。高校生の時に何か作ってみたいと考えてプログラミングの勉強を始め、大学時代に将来はエンジニアを仕事にしようと考えるようになったそうです。

大学では、目的の物質にX線を照射してスペクトル構造を取得し、それを解析することで対象の電子配置などの情報を得る手法の研究を行いました。研究内容は、配属先での現在の仕事に直接結びついてはいないものの、学生時代に身につけた「どのように物事を見れば良いか」という考え方は、エンジニアとしてあらゆる仕事に応用が効くと感じています。

アルトナーには様々なキャリアを積める可能性と、
配属先にお手本となる先輩がいる安心感があります。

Tさんがアルトナーに入社を決めた理由は、様々なことにチャレンジできると思ったからです。エンジニアには多くの職種があり、1つに決めることができませんでした。技術者派遣という働き方であれば、いくつもの企業で働ける可能性があり、経験を積めると考えたのです。大学の同じ研究室の先輩がアルトナーで働いていたことも、安心感があり決め手になりました。

研修では機械に関するスキルの修得を中心に、
コミュニケーション力の向上にも取り組みました。

Tさんがアルトナーに入社し、配属に向けて研修を行っていた時期は、まだコロナ禍の真っ只中でした。Tさんは学生時代には触れてこなかった機械系の勉強にも取り組みました。また、研修メンバーの前で行うスピーチでは自身の卒業研究について話し、コミュニケーション力の向上も実感することができたそうです。 配属の決定後は、担当する全固体電池について自分でも調べるなど、直前まで学び続けました。アルトナーの営業担当者からは、自主的に取り組む姿勢を評価されたそうです。

自信がついたので社内公募制度を活用して
プロダクトバリューグループからワイドバリューグループへ。

入社時から自信がついたらプロダクトバリューグループからワイドバリューグループへ異動したいと考えていたそうで、アルトナーの営業担当者と面談し、社内公募制度を活用して、希望をかなえることができました。

異動希望の理由は、配属当初から周りのエンジニアの方々がワイドバリューグループに所属していること、また報酬が上がることが今後のモチベーションになるためでした。現在、より高い志を持って業務に取り組めていると同時に、求められる業務がこれからどう変わっていくか楽しみだと言います。また、同じ職場にはハイバリューグループのメンバーも多くいるため、今後さらなる目標ができる可能性もあると感じているそうです。

社内公募制度

アルトナーでは、社内公募制度により 「ハイバリューグループ」と「ワイドバリューグループ」の間で所属を変更すること、「ワイドバリューグループ」と「プロダクトバリューグループ」の間で所属を変更することも可能です。

EV搭載をはじめ最先端の全固体電池プロジェクトに参加、
電池の部品の試作と検査の業務を行っています。

現在、Tさんは初配属時から一貫して全固体電池の開発プロジェクトに携わっています。配属されて一番驚いたことは、実物の全固体電池を初めて見たことでした。「研究所の電池とはこういうものなのか」と好奇心を刺激され、エンジニアとしての期待感が高まったと言います。担当は電池の部品の試作と検査で、検査はレーザー変位計や充放電装置を用いて測定し、データはパソコンで解析、必要に応じてプログラムの作成を行っています。

規模の大きなプロジェクトなため、いくつものチームが一丸となって開発に取り組んでいます。チーム内の半数以上がアルトナーの社員なので、コミュニケーションはしっかり取れて、配属先の社員さんとも話しやすい関係が築けているとのこと。研究部署であるためアイデアが求められ、提案も受け入れられることが楽しいとTさんは言います。

プログラミング言語の修得や、資格取得。
スキルアップのために時間を見つけて取り組んでいます。

仕事を通して実感していることは、多くの部署が連携してプロジェクトを進めているということです。研究開発分野での業務であるため、自身の担当分野で進展があることが何よりのモチベーションで、皆で一緒になって喜べるのが良いと強調します。

Tさんは、今後の目標として複雑なプログラムを組めるようになりたいと考えていて、現在、Rustというプログラミング言語を勉強中です。また、資格取得にも目を向け、第二種電気工事士試験と危険物取扱者試験乙種を取得すべく時間を見つけて勉強しています。

エンジニアを目指す学生にメッセージ

社内公募制度を活用して、プロダクトバリューグループからワイドバリューグループへキャリアアップし、エンジニアとしての経験を積むTさんから、エンジニアを目指す学生の皆さんへのメッセージです。「私のように何かを作りたいと思う人に、エンジニアはお勧めできる職業だと思います。その中でも、アルトナーは1つの分野に限定することなく様々な分野の仕事を経験できる点が魅力です。是非、自分の可能性を追求して、一緒に成長していきましょう」。

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