30年以上のキャリアの中で、様々な業界の開発設計に挑み続けてきました。

アルトナーで30年以上エンジニアとして活躍を続けるMさん。長きに渡るキャリアの中で、自動車のブレーキシステムや航空機の操縦システムなど、多様な開発設計に携わってきました。定年を迎えた現在も継続雇用制度を活用し、第一線で活躍しています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile
ワイドバリューグループ
機械 M.M.

工学部 交通機械工学科
1986年 新卒入社
60代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

様々な業界のプロジェクトに携われる働き方に魅力を感じ、アルトナーに入社しました。

エンジニアを目指したきっかけを教えてください。

バイクや車が好きだというMさんは、学生時代は交通機械工学科に進みました。ものづくりを学ぶ中で、図面上で考えた二次元のものを三次元に創り上げることに魅力を感じたといいます。

大学の卒業研究では、ドライブシミュレーターを用いた運転者挙動の研究に取り組みました。運転席を模擬した手作りの装置を使い、人の飛び出しに対する運転者の反応を調べる研究です。夜間や雨天時の運転も想定し、データを取って分析しました。この研究から得られたデータにより、ドライバーの安全性を確保するためにどのような車の仕組みがあればいいのかといった考察ができるといいます。

学生時代、モノづくりへの情熱を深めたMさんは、エンジニアを目指し就職活動を開始。恩師の紹介でアルトナーと出会い、技術者派遣という働き方を知ります。当時、技術者派遣は一般的ではなく、Mさんにとっても全く未知の世界でしたが、様々な業界のプロジェクトに携われる働き方に魅力を感じ、アルトナーへの入社を決意します。

Mさんは自身のことを「飽き性」だと語ります。しかしそれは、常に新しいものに挑戦したいという向上心の表れでもあります。多様なプロジェクトに携われるアルトナーの働き方は、Mさんのようなチャレンジ精神旺盛なエンジニアにとって最適な環境です。

開発に携わった救難飛行艇が飛び立った瞬間は、本当に感動しました。

Mさんが初めて配属されたのは、自動車部品メーカーでした。そこで携わったのは、当時、最先端技術であったABS(アンチロックブレーキシステム)の開発です。ABSとは、急ブレーキや滑りやすい路面でのブレーキ時にタイヤのロックを防止し、車両の安定性を保つシステムのことです。その頃ABSは高級車にしか搭載されていませんでしたが、今では多くの日本車に標準装備されています。

Mさんはその後も、液晶や半導体、プリンターなど、様々な業界業種の生産設備開発をしてきました。多くの現場を経験してきたMさんが特に印象に残っているのは、救難飛行艇の操縦系統設計に携わったことです。Mさんは「まさか飛行機に携われるとは思っていなかった」と当時を振り返ります。工場は海のすぐ横に位置し、完成した飛行艇の初飛行を間近で見守ることができました。ゆっくりと海面へと進み、やがて大空へ飛び立つ飛行艇。Mさんをはじめとするエンジニアの技術と情熱が詰まった機体が飛び立つ姿は、Mさんにとって非常に感慨深いものでした。「会社の人みんなで見送りました。大きな感動を覚えましたね」というMさんの言葉には、プロジェクトに関われた誇りが垣間見えました。

難しい仕事にはワクワクしますし、できあがったときの喜びもひとしおです。

現在、Mさんが取り組んでいるのは工場の装置の設計・試験対応、遠隔操作で作業させる装置などの開発設計です。Mさんは機械担当として、電気・電子、ソフトウェアの担当者と連携しながら開発を進めています。実践を通して電気・電子やソフトウェアの知識も習得したというMさん。常に新しい分野に挑戦し続ける飽くなき探究心がうかがえます。

Mさんの仕事へのモチベーションは「難しい仕事に挑戦し、完成した時の喜び」です。難しい課題にはワクワクし、難題をクリアできた時や開発に携わった製品が世に出た時には、大きな達成感を得られるといいます。

定年を迎えましたが、体力も気力も変化を感じていません。

先月は鹿児島旅行に行ってきました。

Mさんは定年を迎えた後も継続雇用制度を利用し、アルトナーで働き続けています。定年間近になり、今後はどう過ごしていこうか考えていた時、アルトナーの継続雇用制度を知りました。「定年後も体力面・気力面ともに全く変化を感じていない」と語るMさん。現代の60歳はまだまだ若く、これまでと何ら変わらず働けると感じたといいます。

今後は、より自分の時間も大切にしつつ働きたいと思っているというMさん。プライベートでは家族との時間を大切にしています。奥様と旅行へ行くことも多く、最近は鹿児島県へ足を運んだそうです。アルトナーでの継続雇用制度を利用し、Mさんは仕事とプライベートのバランスを保ちながら日々を過ごしていらっしゃいます。

エンジニアを目指す学生にメッセージ。

最初はやりたいことが明確でなくても、様々な業務に携わる中でやりたいことが見つかることもあります。アルトナーでは、様々な業界のプロジェクトに携わることができます。多様な経験を通して、きっとあなたのやりたいことが見つかるはずです。目標を見つけたら、それに向かって進んでいけば、多くのことを経験し成長を実感できます。ぜひアルトナーでエンジニアの道を歩んでください。応援しています!

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