言語や文化の壁を乗り越えることで、自分の成長を実感できます。
韓国から日本の大学に留学し、卒業後も日本でエンジニアとして働いているPさん。学生としてだけでなく、社会人としても日本で様々な経験をしたいと考え、日本で働くことを決めました。今後は日本文化に対する理解を深めるとともに、視野を広げグローバルな視点を持ちたいと考えています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)
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機械 P.G.
理工学部
2024年 新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
文化の違いに衝撃を受けて留学を決めました。
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大学時代に進路に悩んでいた際、日本に留学していた友人の元を訪れたPさん。隣の国であるにも関わらず、自国との文化に大きな違いがあることに衝撃を受けたそうです。自身の視野を広げたいと考え、日本留学を決意しました。
日本での学生生活を通じてたくさんの人と出会い交流を深めたPさんですが、大学の4年間では日本文化を深く理解するには至らないと考え、卒業後も帰国はせず日本で働くことを決めました。
子供の頃からモノづくりに興味を持っていました。
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Pさんは子供の頃からものを作り出すことが好きでした。自分が作ったもので周りの人を喜ばせることにやりがいを感じたそうです。
学生時代は理工学部理工学科の機械工学系で学び、流体力学・熱力学・材料力学・機械力学といった4大力学を中心に学習し、AUTO CADを用いた設計作業にも取り組みました。
学生フォーミュラ(※)に参加する学生たちと協力し、自動車のゴールタイムを短縮させるためサスペンションとダンパーの設定比を考察する研究にも没頭しました。
※学生フォーミュラ:自動車技術分野で活躍を目指す学生が、習得した専門技術を発揮する自動車設計コンテスト
様々な分野を経験し自分に合った仕事を見つけられるのがエンジニア派遣の魅力でした。
Pさんは、卒業に向けて様々な仕事や職業を調べる中で「エンジニア」という職業を知りました。子供の頃から好きだったモノづくりに携わりながら、チームで協力して多くの人の役に立つ研究や開発に関わることができる点に魅力を感じ、エンジニアを目指すことになります。
しかし、一口にエンジニアといっても様々な分野があるため、自分に合う分野を見極めることが難しいと感じていたPさん。アルトナーのような技術者派遣の会社であれば、派遣先により様々な分野の業務に携わる機会があるため、自分に合う業務を見つけられるのではないかと考えました。多様な分野で働くことで幅広い知識を習得できる働き方は、まだ理想のエンジニア像が明確ではないPさんにとって、とても魅力的に映りました。
言葉・文化の違いを積極的に学ぶ姿勢が大切です。
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Pさんは現在、請負・受託グループに所属し、自動車メーカーでエンジンの吸気設計に携わっています。先輩が3名、同僚が1名のチームで働いており、チームメンバーはみな話しやすく相談しやすいそうです。外国人として言語の壁に悩むこともありましたが、わからないことがあればいつでも教えてくれる周りの方々の存在に助けられてきました。
日本で働くうえで苦労したことは「専門用語を覚えること」でした。専門用語は日常会話ではあまり使わないため、言葉を覚えてもすぐに思い出せないこともありました。質問する際に苦労したことも多々あったそうです。しかし、一緒に働く先輩たちのサポートのおかげで徐々に慣れていったといいます。
言葉や文化の壁は「感じたことがないと言ったら嘘になる」というPさん。しかし、「壁にぶつかった時こそ、それを乗り越える努力をすることが大切だ」と強調します。わからないことは恥ずかしいことではなく、積極的に学ぶ気持ちこそ日本で働く外国人が持つべき心構えであると考えています。そして、これまでは説明できなかったことが説明できるようになったときなど、言語の壁を一つ乗り越えたとき自分の成長を感じるそうです。
技術が急速に発展する世界だからこそ、その変化に対応していきたい。
Pさんの現在の目標は、人工知能や電気自転車など急速な技術の変化に対応できるエンジニアになることです。
将来的に必要になることを考え、現在は物理の基礎を勉強しています。また、同じ自動車業界でも、設計だけでなくソフトウェアの知識も重要だと考え、ソフトウェアに関する勉強にも積極的に取り組んでいます。自分ができる業務の幅を広げ、より価値の高いエンジニアを目指して学習中です。
プライベートではもともと美術館巡りやショッピングが好きでしたが、配属に伴い新しい土地に来た現在は料理やランニングなど、新たな趣味を楽しんでいます。
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Youtubeで見た料理を真似してみました
エンジニアを目指す方へのメッセージ。
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エンジニアになる過程では多くの壁にぶつかることがあるかもしれません。しかし、1つ1つの問題を乗り越えることで自分の成長を感じることができます。私も新たな壁にぶつかった時にはあきらめずに頑張り続けます。一緒に素敵なエンジニアを目指しましょう!