自動車業界の最前線で働きながら、夫婦で育休を取得して公私共に充実した日々を送っています。
女性が産休や育休から復帰後も働き続けられるように、そして男性も育児に積極的に参画できるように、アルトナーでは、女性も男性も育児休業の制度活用を推奨しています。自動車業界の最前線で働きながら、夫婦で育休を取得して公私共に充実した日々を送るエンジニアの声をお届けします。
Profile
ハイバリューグループソフトウェア モデルベース I.H.
基礎工学部 電子応用工学科
2014年 新卒入社 30代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
Profile
請負・受託グループソフトウェア モデルベース エキスパート補佐 I.A.
理学部 数学コース
2016年 新卒入社 30代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
周りからのサポートもあり、
育休を取得することへの不安はありませんでした。
Q 最初に育休を取得したきっかけとその期間を教えてください。I.A.(以下:A):産後も仕事を続けようと思っていましたので、産休、育休を合わせて1年1か月取得しました。
I.H.(以下:H):子供がお腹の中にいることがわかった時に、育休を取得しようと夫婦で話し合って決めました。私は年末年始にプラスする形で計2週間の育休を取りました。
A:嬉しかったのは、主人にも育休を取ってほしいとお願いしたとき、快諾してくれたことです。育休から復帰しても仕事を続けていきたく、主人とは育児も協力して一緒にやっていけたらいいなと考えていましたから。
Q 育休を取得することに不安はありましたか。また、周りの反応はいかがでしたか。
A:子供が生まれて家庭のことに割く時間が増えていくと、周りと同じように働けなくなるのではという焦りと寂しさがありました。でも、今後のライフステージを考え、育休に入る前に営業担当者に「業務時間に余裕があり、実作業の少ない職場に異動したい」と話して希望を受け入れていただいたので、育休前から働き方を変える準備ができて、その点は安心でした。また、身体の心配をしていただいたり、復帰後もエンジニアとして働けるよう配慮していただいたことに感謝しています。私の方でも、産休・育休後の業務に慣れておくための準備と業務の引き継ぎを行いました。
H:私の配属先には、既に育休を取得した男性エンジニアの方がいらっしゃいましたし、社内的にも取得を勧める雰囲気がありましたので、特に不安はありませんでした。育休に向けての準備としては、妻同様に、配属先での業務の引き継ぎをしっかりと行いました。
育休を取得することで、
2人で子供がいる生活に慣れていくことができました。
Q 育休中の過ごし方と取得した感想をお聞かせください。
H:最初に妻と「協力していこう。」「家事は分担してやろう。」と話し合っていました。育休中は掃除、洗濯などを積極的にやっていました。
A:夫のおかげもあって、育児に専念できました。私は子供につきっきりでしたので、自分たちの食事のことなど考えられません。ですから、夫が毎日の食事を用意して一緒に食べようと言ってくれて、とても助かりました。職場から離れていると話し相手が欲しくなりますから、何よりもそばにいてくれることが嬉しかったです。
H:他にも、妻と一緒に市が開催する父親・母親学級にも参加したり、沐浴指導は産院とテレビ電話でつないでもらってやり方を覚えました。他にも、抱っこの仕方や、おむつの取り替えなど、学ぶことばかりでした。子供がいると2人だけの時と比較し、生活リズムに色々と変化があるので、育休を取得することで子供がいる生活に慣れ、妻と一緒に学びながら育児ができたことは、大きなメリットだったと思います。
A:そうですね。子供が動けるようになってからは目が離せなくなりますので、寝ている間に片付けや離乳食の作りだめをしていたら1日があっという間でした。育児は初めてのことばかりでいっぱいいっぱいになりましたし、子供は日々成長していきますので「慣れた!もう大丈夫」という時期がなく毎日が大変でした。だからこそ、1年間仕事をお休みして、育児に専念できたのは良かったと思っています。
アルトナーには、一人一人に合わせて
働き方を調整できる環境が整っています。
Q 育休明けはスムーズに職場復帰できましたか。H:育休に入る前に業務の引き継ぎや調整をしていましたので、問題なく職場復帰できたと思います。現在は自動車のミッション系の制御開発を行っていて、やりがいのある毎日を送っています。
A:育休中もアルトナーの女性の先輩エンジニアが気にかけてくださり、職場の雰囲気を共有してくださっていました。復帰後は、作業者としてゆとりを持って仕事をさせていただきました。生活が落ち着いてからは、作業責任者としても仕事をしています。
Q 育休の取得前後で働き方や育児に対する考え方は変わりましたか。
H:育休取得前と取得後で業務内容に変化はありませんが、在宅勤務の割合が増えたり、早めに帰れる日は保育園に迎えに行ったり、働き方に少し変化がありました。アルトナーには働き方を調整しやすい環境がありますし、育休後に職場復帰ができないのではといった不安を覚えることなく復帰できる土壌があります。ですから安心して育休を取得し、育児の大変さと充実した気持ちを実感することができました。
A:復帰後は育休前と同じく、請負・受託グループの所属で、自動車の開発業務を行っています。育休前と職場は変わらないので、働き方に変化はなく、困ったことはありませんでした。一方で、保育園のお迎えがありますので業務を途中で切り上げる必要があったり、子供の体調不良で帰らなくてはならない場合もあり、周囲のサポートに感謝しています。
Q 仕事のモチベーションになっていることは何ですか。
A:仕事と家庭のバランスを取ることが目標で毎日手一杯ですが、保育園に迎えに行くと子供がご機嫌で待っていてくれることがモチベーションですね。日に日にできることが増えていて、今どんな遊びが好きなのか発見するのが楽しみです。お休みの日は子供の好きな遊びをして、親子3人で過ごす時間を大切にしています。
H:家族で過ごす時間だったり、帰宅して子供の顔を見て気持ちが和んだりといったことは、私にとっても働くうえでの大きなモチベーションになっています。家族のためという大きなやりがいを感じながら、これからも夫婦で協力して楽しい家庭を築いていきたいと考えています。
エンジニアとしての夢を諦めない。
アルトナーがサポートしてくれます。
Q エンジニアとしての展望をお聞かせください。H:学生時代からモノづくりが好きで、そこに携われる仕事に就きたいと考えてアルトナーに入社して10年になります。エンジニアとしてのキャリアを内燃機関の自動車からスタートし、電気自動車、今は念願だった制御の仕事に携わっています。日々の業務でスキルを高めつつ、新技術の知識も積極的に身につけて仕事を拡げていきたいです。
A:私も子供の頃からモノづくりが好きで、人の役に立つモノを作りたいと思ってエンジニアの道を進みました。大学ではフーリエ級数や位相幾何学、多項式といった数学基礎に加えて、物理や生物など理学全般を学び、今は自動車の制御ソフト開発のプロジェクトに関わっています。結婚前後で派遣から請負・受託へ、育休前後で職場異動と、働き方は少しずつ変わってきましたが、エンジニアの仕事はずっと続けていこうと思います。
Q 育休の取得を考えているエンジニアにメッセージをお願いします。
H:世の中の状況を見ても、男性が育休を取得しやすい環境に変化してきていると思います。男性も是非、積極的に育休を取得されると良いのではないでしょうか。
A:育休によってエンジニアとしての夢を諦めなきゃいけない、と考えてしまう人もいるかもしれません。でも、自分の人生の夢を叶えることを大きく捉えると、多少の回り道や夢の形が変わっていくのも、面白いのではないかなと思います。直接、希望を営業担当者に言えて、配属される職場によっても様々な働き方があることが、アルトナーで働くメリットだと思います。