テスト業務から設計まで、様々な場で活躍できるエンジニアを目指し、積極的に学び続けてほしいです。

機械分野の研修担当である黒木リーダーは、17年間のエンジニア経験を経て2019年から後輩の育成に尽力しています。エンジニアとして機械設計にも充実感を感じていましたが、多くの後輩とともに学ぶ機会を得られることに魅力を感じ、研修担当者としての道を選びました。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)
Profile
能力開発本部
機械 研修担当
黒木リーダー

40代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

最初は全く設計図を描けなくても、1か月もすれば描けるようになります。

アルトナーの研修制度の最大の特長は、一人一人の理解度に合わせた指導です。学生時代に機械製図を苦手に感じている研修者もいますが、機械図面の作図方法やCADの操作方法などを基本から指導します。基礎を既に理解している研修者にはさらに高度な内容の研修を用意し、さらなる成長を促します。個々のレベルに合わせ柔軟に対応するため、知識や経験に差があっても安心して取り組める点がアルトナーで研修を受けるメリットです。
機械分野の研修には、手書きで設計図を描くカリキュラムがあります。1つの課題につき約30枚もの設計図を描くこともあるそうです。成果物は全て黒木リーダーが1枚1枚添削しています。一人一人に丁寧なフィードバックを行うことで、最初は全く設計図を描けない研修者も、1か月もすれば描けるようになっていきます。「まずは慣れることが大事」であると黒木リーダーは考えています。

相手に不安を与えないようなコミュニケーションが大切です。

アルトナーの研修では、技術的なスキル習得だけでなく、コミュニケーション能力の向上にも重きを置いています。機械設計は決して一人で完結する仕事ではありません。機械の設計者が描いた設計図を基に、生産のための装置を設計するエンジニア、人員や生産量を計画する人、現場で製造を行うスタッフなど、非常多くの関係者が関わって初めて製品が完成し世の中の役に立ちます。機械設計はチームワークによって成り立つ仕事であるからこそ、周りの方々との円滑なコミュニケーションと協力が不可欠です。

コミュニケーション力を磨くため、研修者同士で教え合いながら課題を進めることもあります。研修者同士だけでは解決できないときには、黒木リーダーへ研修者が自発的に質問し、それに応えるという流れで問題解決を図ります。仕事を進めるうえで周りの方々とコミュニケーションを取ることは、現場に出たときの人間関係の構築にも役立ちます。

日々の業務報告を怠らないことも大切です。お客様に不安を与えないためにも、報告・連絡・相談といった基本的なコミュニケーションを徹底することが、信頼されるエンジニアとしての土台となります。研修期間中はその日の成果を必ず1回は見せるように指導し、こまめな報告の大切さを伝えています。

研修での経験の積み重ねが、設計者として飛躍するための糧となります。

研修期間が終了すると、多くの新人エンジニアは最初の配属先でテスト業務を担当します。テスト業務は、機械の部品などが設計通りに動作するかを検証する仕事です。黒木リーダーは「これからエンジニアを目指す方は、テスト業務から設計までの全工程で活躍できるエンジニアを目標にしてほしい」と言います。

設計開発を進めていくには、テスト業務を通して設計の意図や背景を理解するよう努めることが重要です。「なぜこのテストを行うのか?」といった目的を考えることは、設計者の思考を理解することにつながるからです。もしわからなかった場合には、設計者に質問して理解を深めてほしいと黒木リーダーは言います。この経験の積み重ねが、いずれ自分が設計者として飛躍するための糧となります。
エンジニアとしての価値を高め、さらに会社全体としての価値を高めるためには、エンジニア全員がテスト業務から設計開発業務までを経験し、積極的に学び続けてほしいと黒木リーダーは語ります。

自分が創ったものが形になることは、何ものにも代えがたい喜びです。

IT化が進む現代社会においても、機械系エンジニアの需要は決して減ることはありません。私たちの身の回りにあるあらゆる製品は、機械によって支えられています。機械系エンジニアは、未来社会を創造していく上で不可欠な存在です。

研修後の配属先は、各種製品の機械設計や生産設備設計、量産品の品質管理業務など多岐に渡ります。必ずしも希望がかなうとは限りませんが、どんな配属先でもそこで得られる経験は必ず自分の成長につながります。何事にも前向きに取り組む姿勢が大切だと黒木リーダーは言います。

入社前にやりたいことが決まっていない方も焦る必要はなく、様々な業務を経験する中で自分の適性や興味を発見できます。「機械設計は、どんな製品でもやることは基本的には一緒。社会的な意義や難しさは多少変わってくるかもしれませんが、何を創るにしても、自分で考えたものができあがることは何ものにも代えがたい喜びです」と黒木リーダーは語っています。

エンジニアを目指す方へのメッセージ。

アルトナーでの研修を通して、技術的なスキルはもちろんのことコミュニケーションスキルも磨いていってください。どんなに優れた技術を持っていても、それを周りに伝え、理解してもらえなければ宝の持ち腐れです。機械開発は、製品設計、生産設備設計、製造、品質保証、販売など各部門が協力して進めるものです。それぞれの部署で働く方々と良好な人間関係を築くことでチームワークが向上し、よりスムーズにプロジェクトを進められます。

置かれた環境で人間関係を大切にし、周り方々から信頼されるエンジニアを目指してほしい。私も、皆さんを全力でサポートしていきます。

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