信頼されるエンジニアになるには、技術力と一緒にコミュニケーションスキルを磨くことが大切です。
小出リーダーは、元エンジニアの経験を活かし、現在は研修担当として未来のエンジニア育成に情熱を注いでいます。現場で求められ信頼されるエンジニアを育てるため、日々研修生と向き合っています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)
ソフトウェア 研修担当
小出リーダー
30代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
エンジニアの多くは、課題を一人で黙々とこなし完成させる能力に長けていますが、社会では一人きりで完結する仕事はほとんどありません。現場の責任者やプロジェクトメンバーと協力しながら1つのシステムを作り上げていきます。プロジェクトを円滑に進めるうえで、コミュニケーションスキルはエンジニアにとって重要なスキルです。 小出リーダー自身、入社当時はコミュニケーションに苦手意識がありました。しかし、先輩の指導を通して自分の伝え方の問題点が何かを理解でき、相手に伝わりやすく説明できるようになったそうです。その経験を活かし、周囲とのコミュニケーションの取り方や、報告・相談の仕方などを丁寧に指導しています。
コミュニケーションスキルを高めることで、周りの人たちとよい人間関係を築くことができ、チームの一員として信頼されるエンジニアになれます。そのために、学生時代から相手の立場に立って考える習慣を少しずつでも身に付けてほしいと小出リーダーは語ります。
テストの目的は、個々に不足している知識を明確にし、その後の研修内容を調整して全員の知識レベルの底上げを図ることです。「研修を通して、全員が自信を持って現場に出られるようにしたい」と小出リーダーは言います。 また、小出リーダーは研修の場を「どれだけでも失敗していい場所」だと考えています。小出リーダーからの「失敗していいんだよ」という声かけで緊張が解け、積極的に動けるようになったという研修者もいるそうで、研修での失敗を成長の糧に変え、現場で自信を持って仕事をしてほしいと語っています。
エンジニアとしてビッグデータを使いこなすには、統計的な考え方やデータを整理するスキルが欠かせません。 多様なデータソースから情報を集め、整理・分析することは、これからのエンジニアの重要な役割です。そのためには、ビッグデータに対するリテラシーを身に付け、データを読み解き活用する能力が不可欠だと小出リーダーは語っています。
さらに小出リーダーは、成長できるエンジニアには「身の回りの仕組みに対する好奇心」が不可欠だと語ります。日常にあふれる技術の背景にある仕組みに興味を持てる人が、優れたエンジニアになると考えています。
例えばコンビニ1つにしても、自動ドアや冷蔵・冷凍庫、レジなど、ソフトウェアで制御されたシステムが多数存在します。これらが「どのように動作しているのか」「どのようなプログラムで動いているのか」と考える習慣がエンジニアとしての視野を広げていきます。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)
Profile
能力開発本部ソフトウェア 研修担当
小出リーダー
30代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
学生時代から相手目線で考える姿勢を身に付けてほしいです。
アルトナーの研修担当者は、全員、元エンジニアです。現場で培った経験を活かし、本当に求められるスキルを指導しています。小出リーダーは「エンジニアは、技術的なスキルを伸ばすのと同時にコミュニケーションスキルを養うことが大切」と話します。エンジニアの多くは、課題を一人で黙々とこなし完成させる能力に長けていますが、社会では一人きりで完結する仕事はほとんどありません。現場の責任者やプロジェクトメンバーと協力しながら1つのシステムを作り上げていきます。プロジェクトを円滑に進めるうえで、コミュニケーションスキルはエンジニアにとって重要なスキルです。 小出リーダー自身、入社当時はコミュニケーションに苦手意識がありました。しかし、先輩の指導を通して自分の伝え方の問題点が何かを理解でき、相手に伝わりやすく説明できるようになったそうです。その経験を活かし、周囲とのコミュニケーションの取り方や、報告・相談の仕方などを丁寧に指導しています。
コミュニケーションスキルを高めることで、周りの人たちとよい人間関係を築くことができ、チームの一員として信頼されるエンジニアになれます。そのために、学生時代から相手の立場に立って考える習慣を少しずつでも身に付けてほしいと小出リーダーは語ります。
研修はどれだけ失敗してもいい場所です。
ソフトウェア分野の研修で使用されるツールは、Visual Studio(C言語、C#プログラミング)、Eclipse(Javaプログラミング)、PostgreSQL(データベース)、Excel(VBA含む)、MATLAB Simulink、arduino(組み込み制御)など多岐に渡っています。これらのツールを全て入社前に使えるようにする必要はなく、最初は使い方から丁寧に指導します。 研修開始時には、プログラミングだけでなく、電気回路の計算やマイコンの仕組み、電子素子など、幅広い分野の知識が問われるテストを受けます。ソフトウェアのエンジニアであっても、電気・電子や機械の分野と密接に関わるシステムは多く、最低限の知識は知っておく必要があるからです。テストの目的は、個々に不足している知識を明確にし、その後の研修内容を調整して全員の知識レベルの底上げを図ることです。「研修を通して、全員が自信を持って現場に出られるようにしたい」と小出リーダーは言います。 また、小出リーダーは研修の場を「どれだけでも失敗していい場所」だと考えています。小出リーダーからの「失敗していいんだよ」という声かけで緊張が解け、積極的に動けるようになったという研修者もいるそうで、研修での失敗を成長の糧に変え、現場で自信を持って仕事をしてほしいと語っています。
ビッグデータに対するリテラシーを身に付け、整理できるエンジニアが一層求められます。
小出リーダーは、これからのソフトウェアエンジニアにとって、データを読み解く力がますます重要になると考えています。エンジニアとしてビッグデータを使いこなすには、統計的な考え方やデータを整理するスキルが欠かせません。 多様なデータソースから情報を集め、整理・分析することは、これからのエンジニアの重要な役割です。そのためには、ビッグデータに対するリテラシーを身に付け、データを読み解き活用する能力が不可欠だと小出リーダーは語っています。
さらに小出リーダーは、成長できるエンジニアには「身の回りの仕組みに対する好奇心」が不可欠だと語ります。日常にあふれる技術の背景にある仕組みに興味を持てる人が、優れたエンジニアになると考えています。
例えばコンビニ1つにしても、自動ドアや冷蔵・冷凍庫、レジなど、ソフトウェアで制御されたシステムが多数存在します。これらが「どのように動作しているのか」「どのようなプログラムで動いているのか」と考える習慣がエンジニアとしての視野を広げていきます。