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新卒エンジニア

半導体製造装置の電子ビーム描画装置の組立や、立ち上げ業務に、研修で学んだことが実際に活きています。

現在H.K.さん(以下:Hさん)は、6名ほどのチームで各々がテスターやデジタルマルチメーターなどを用いて図面を見ながら、半導体製造装置に搭載されるユニットやケーブルの受入検査を中心に行っています。研修で学んだ図面の読み方やはんだ付けが、実際の業務に活きているそうです。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile

プロダクトバリューグループ
電気・電子 H.K.

理工学部 応用化学生物学科
2023年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

自動車業界に勤めている父親の影響で、
モノづくりに携わってみたい、
エンジニアになりたいと思うようになりました。

Hさんがエンジニアに興味を持ったのは、自動車業界に勤めている父親の影響でした。小さい頃から様々な自動車に触れる機会があったため、自動車業界に興味を持ち、進学していく過程で授業や研究で使用した機器にも関心を寄せ、モノづくりに携わってみたい、エンジニアになりたいと思うようになったそうです。

大学では情報、電気、化学といった3つの領域を中心に学び、
「水」をテーマに、地震によって崩壊した
山の斜面を流れる川の水質を研究していました。

大学の理工学部 応用化学生物学科でHさんは、情報、電気、化学といった3つの領域を中心に学びました。情報ではC言語といったプログラミング言語やOfficeなど、電気ではアナログ回路や電磁気学、化学では生物学や有機化学、環境化学など、幅広い分野について学びました。研究室では「水」をテーマに、地震によって崩壊した山の斜面を流れる川の水質を研究していました。フィールドワークをはじめとして、全有機炭素計や質量分析計、イオンクロマトグラフィーなど様々な分析を行っていました。

Hさんは学生時代に学んできたことはもちろんですが、勉強へ向き合う姿勢、先生方やアルバイト先の先輩・社員方とのコミュニケーションなど、勉強以外での活動も、現在の仕事に非常に活かせていると感じているそうです。

大学で学んだことが活かせると考え、
アルトナーへの入社を決めました。

Hさんは、大学で研究室が決まったタイミングで開かれた説明会で、アルトナーを知りました。話を伺う中で、アルトナーの職種は、ソフトウェア、電気・電子、機械と3種類があり、大学で情報や電気・電子の分野についてHさんは学んでいたため、学んできたことが活かせるのではないかと強く感じ、アルトナーへの入社を決めました。また、特に研修にも力を入れているとお話があったことも、アルトナーを選んだ理由の1つとなりました。

アウトソーシングエンジニアは、
各業界に幅広く対応でき、将来に渡って必要とされていると考えています。

アウトソーシングエンジニアという働き方は、各業界にとって非常に有効的なものだとHさんは感じています。情報化や機械化が進む現代社会において、エンジニアを必要としている企業も多く、需要も伸びていく中で、アウトソーシングエンジニアは幅広く対応でき、将来に渡って必要とされていると考えているのです。

研修担当者の手厚いサポートによって
仕事面の不安はすぐに解消できました。

Hさんは、入社前は期待と不安で一杯でした。新しいことに挑戦できる期待やワクワク感もありましたが、同時に新しい生活に大きく2つの不安も感じていました。1つは、社会人として適応できるのか、どのような人たちが周りにいるのか、大学で勉強してきたことが発揮できるかなど。もう1つは、大学まで実家で暮らしていたこともあり、地元を離れて生活することや、衣食住などの不安です。

しかし、入社して同期も同じような不安を感じていることを知ったことにより、また、研修担当者の手厚いサポートによって仕事面の不安はすぐに解消されたと言います。研修場所の大阪と出身地である地元の北海道とは、気候が大きく異なっているなど、環境面で慣れるまでは時間がかかりました。同じ寮に住んでいた同期も北海道出身だったこともあり、2人で慣れない暑さのなか北海道の話をしながら通勤したのは、今では良い思い出になっているそうです。

カスタマイズ研修での、Excel VBAの実習で、
今まで使ってきたExcelの幅がもっと広がり、理解が深まりました。

Hさんはアルトナーの研修で、一般研修では新社会人としての教養を身につけることができました。研修担当者の方々はとても優しく、わからないことや気になったことなど、親身にわかりやすく指導していただけたので、社会人として配属先に行くことの不安は感じることがなかったと言います。研修内容はたくさんありましたが、メモを取ることの重要性を学んだことが非常に印象に残っているそうです。

基礎研修では、はんだ付け実習や工具の扱い方を学んだり、毎日行った3分間スピーチが特に印象的だったそうで、多くの情報をわかりやすく的確にまとめること、聞き取りやすいスピードや単語を意識することなど、何気ないスピーチにも注意する点が多く、伝えることの難しさを改めて実感しました。新しく知識を身につけたり、これまでの復習を行ったりとできることをやることに精一杯だったそうです。配属先が決まってからのカスタマイズ研修では、Excel VBAの実習でマクロを用いて文章を表示したり、表を作成したり、今まで使ってきたExcelの幅がもっと広がり、理解が深まったそうです。

研修最終日、Hさんは研修担当者に前向きな言葉で送り出していただけたことがとてもうれしく力をもらえたと言います。また、営業担当者の方には仕事のことだけでなく、配属先の東京での生活についても気にかけていただけたことも、ありがたかったと振り返ります。

配属先での業務は、研修でやってきたことを
遺憾なく発揮できれば大丈夫だという自信がありました。

配属先が東京に決まったHさんは、当時、研修を行っていた大阪の寮からの引っ越しと、一人暮らしについての心配があったそうです。東京での家を探すところからのスタートだったのですが、研修担当者からは引っ越しのアドバイスまでいただけたので非常に助かったそうです。配属先での業務に関する不安はそれほどなく、研修でやってきたことを遺憾なく発揮できれば大丈夫だという自信もありました。

半導体製造装置の電子ビーム描画装置の組立や、
立ち上げ業務に携わっています。

現在、Hさんは半導体製造装置の電子ビーム描画装置の組立や、立ち上げ業務に携わっています。6名ほどのチームで各々がテスターやデジタルマルチメーターなどを用いて図面を見ながら、半導体製造装置に搭載されるユニットやケーブルの受入検査を中心に行っています。それは導通のチェックを行ったり、電源を入れた際に不具合が起きないかなどの確認作業です。その際、研修で学んだ図面の読み方やはんだ付けが、実際の業務に活きているそうです。

同じ職場には、年齢の近いアルトナーの先輩が数人いて、仕事だけでなく私生活でも非常にお世話になっているそうです。仕事終わりに夜ご飯を一緒に食べたり、休日に科学館に行ったり、地元や家族の話などもよくすると言います。配属先のことだけでなくアルトナーに関することも聞けるので、とても頼りにさせていただいているそうです。

Hさん1日の業務の流れ

Hさんの1日の業務の流れは、8時30分に出社し朝礼後、9時までメールをチェックしつつ業務を開始します。12時頃から昼休憩を挟み、13時から再び業務を行い17時20分に退社します。業務に応じて、残業をすることもあるそうです。

消費者に一番近い状態を知ることが、良い組立、
設計につながると考えプロダクトバリューグループを選びました。

Hさんがプロダクトバリューグループを選択した理由は、まずは製品について理解を深め、消費者に一番近い状態を知ることが良い組立・設計につながると考えたからです。消費者、利用者に近い状態だからこそ、不具合のないようにしなくてはいけない責任感や、やりがいも感じられると言います。

アルトナーには社内公募制度があり、より上流工程の業務を行うグループへの異動も目指せるため、現場の意見や思いを知り、将来的には設計などの業務にも挑戦したいと考えています。

将来的な目標は、幅広い知識を持ち、
周りからの信頼が厚いエンジニアになることです。

Hさんの将来的な目標は、幅広い知識を持ち、周りからの信頼が厚いエンジニアになることです。そのためには、常に向上心を持ち、様々なことに気を配ることや、今できていることを継続することが必要だと考えています。そのために、わからないことや業務でのコツがあれば、積極的に先輩や上司の方に聞くようにしたり、気になったことはメモを取っておいて後で調べるようにしているそうです。また、半導体に関係する業務を行っているため、半導体関連のニュース等には一通り目を通すようにしています。

Hさんは、「仕事をしている自分を好きになればいい。」という大学時代に仲良くさせていただいていた方からの言葉を教訓にしているそうです。できなかったことができるようになったり、仕事を通じて成長していく実感や、1つの仕事を終えた時の達成感が自分のモチベーションに直結していると言います。

オフタイムが充実するほど、オンタイムでのやる気が出ます。

オフタイムには音楽を聴いたり読書をしたり、コーヒーや紅茶をいれたりして、とにかくリラックスを心がけているというHさん。休日にはサッカー観戦やランニングなどの適度な運動もしています。オフタイムが充実するほどオンタイムでのやる気が出る感じがするそうです。今後は語学や資格の勉強にもチャレンジをしてみようかと考えています。

エンジニアを目指す学生にメッセージ

「まずは学生のうちにできることをたくさんして、楽しんでほしい。」というHさんからエンジニアを目指す学生達へのメッセージです。「今では、大学やアルバイト先の友達と過ごした日々は思い出で、何よりも良き相談相手になってくれています。また、趣味ややりたいことを探すのもリフレッシュにつながるのでおすすめです。情報化や機械化が進む現代社会だからこそ、エンジニアはこれからもっと必要になると思いますし、新しいことにも挑戦できると思います。アルトナーは入社後だけでなく、配属が決まった後の研修・サポートも充実しています。今までやったことがないから無理だと決めつけることはせずにどんどん挑戦してほしいです。向上心のある方、モノづくりに携わりたい方は特にピッタリな会社だと思います。エンジニアを目指している皆さんと一緒に、“モノづくり”ができたらとてもうれしいです!」

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