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アルトナーエンジニア

社内公募制度を活用してワイドバリューグループから、ハイバリューグループに異動し、大手自動車メーカーで、電気自動車に使用する部品の設計開発を行っています。

M.T.さん(以下:Mさん)は社内公募制度を活用して、当初所属していたワイドバリューグループから、ハイバリューグループに異動し、配属先の大手自動車メーカーのチームの一員として、電気自動車に使用される高電圧ケーブルや、付随する部品の設計開発を行っています。CATIAを使って、部品のレイアウト、モデル構築、解析、図面作成等を行っています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile

ハイバリューグループ
機械 M.T.

基礎工学部 材料工学科
2019年既卒・第二新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

誰かの人生を充実させられるような車を作りたいと思い、
自動車関係の開発職を目指すようになりました。

Mさんがエンジニアを目指したのは、父親が建設業に携わっており、自分も将来はモノづくりに携わる仕事に就きたいと思ったことがきっかけでした。その後、大学生の時に車を運転するようになり、自分の行動範囲が広がり人生が充実する感覚を覚えました。それと同じように、誰かの人生を充実させられるような車を作りたいと思い、自動車関係の開発職を目指すようになりました。

学生時代、環境への負荷が低い材料を用いて生成された
熱電変換材料の変換効率向上に向けた研究をしていました。

Mさんは、大学では材料工学科を専攻し、金属・無機・有機といったタテ割り型の分類によって専門を区切ることなく、新たな機能を持った材料をどのように創り、使うかを、基礎から応用まで総合的に学びました。そこで、環境への負荷が低い材料を用いて生成された熱電変換材料(熱エネルギーを電気エネルギーに変換できる材料)の変換効率向上に向けた研究をしていました。

自動車は様々な材料を使っているため、こうして学生時代に学んだ、材料そのものの知識や、生成方法や加工方法等の知識も、現在携わっている仕事で大いに役立っているそうです。

アルトナーに入社したのは、ハイバリューグループという
開発の上流工程に携われる環境があったからです。

大学を卒業したMさんが、アルトナーへの入社を選んだのは、レベルの高い環境や仲間と仕事ができるハイバリューグループの存在を会社説明会で知ったのが決め手でした。優秀な方々が活躍されていること、同じ大学のOBの方々が、アルトナーのハイバリューグループで結果を出していることを伺い、自分も同じ環境で仕事をしてみたいという思いが強まったそうです。経験を積み、スキルアップしていけば、より高度な業務に、優秀な仲間たちと取り組むことができる環境の存在に魅力を感じたのです。

Mさんは、アウトソーシングは、より多角的な視点で物事を捉えることのできるエンジニアになることができる働き方だと考えています。業種や会社で風土やルールは異なるため、配属先をいくつも経験することで、様々な価値観やスキルを積むことが可能で、それを上手く経験値として落とし込むことができれば、柔軟な考え方を持ったエンジニアになることができるとMさんは言います。

アルトナーの研修は、
やればやるだけ課題を出していただける環境だったので、
より多くのことが学べるようスピードを意識して行いました。

Mさんはアルトナーに入社して、一般研修、基礎研修、カスタマイズ研修を受けました。学生時代に機械設計やCADを学ぶことがなかったため、研修を受ける前は、配属までに仕事ができるレベルにまで知識を付けられるか不安だったそうです。

一般研修では、社会人としての基礎を学ぶことで、エンジニアとしてどうあるべきかを再確認しました。その後の基礎研修で、機械設計の基礎を学びました。そこで出される研修課題は、足並みをそろえるスタイルではなく、やればやるだけ課題を出していただける環境だったので、研修中により多くのことが学べるようスピードを意識して課題を行ったそうです。カスタマイズ研修では、配属先で使用予定のCATIAの使い方を学びました。単にツールとして使えるようにするだけではなく、配属先の業務で使えるようにマスターしていきました。

研修中、研修担当者は、配属先での思い出や業務内容などの話をもしてくださったので、配属されてからの業務イメージがしやすかったそうです。こうして研修で学んだことはもちろん、配属先が決まってからも、参考書や専門書で継続して学ぶことで、不安を払拭していったそうです。

ワイドバリューグループから
ハイバリューグループに異動するために、
様々な面でスキルアップに努めました。

Mさんは、当初、ワイドバリューグループ所属で、自動車部品メーカーで設計、部品の評価、測定など、製品開発の様々な業務の経験を積みました。その上で、次年度の社内公募制度を利用してハイバリューグループに異動するため、該当部品だけではなく、その部品が搭載されるASSY部品や、想定される自動車のスペックについての知識も学びました。資格面ではTOEICのスコアアップに挑戦するなど、スキルアップに努めたそうです。

社内公募制度

アルトナーでは、社内公募制度により 「ハイバリューグループ」と「ワイドバリューグループ」の間で所属を変更すること、「ワイドバリューグループ」と「プロダクトバリューグループ」の間で所属を変更することも可能です。

現在は、電気自動車の高電圧ケーブル及び
付随部品の設計開発を行っています。

現在、Mさんはハイバリューグループに所属し、大手自動車メーカーに配属され、配属先内のチームの一員として、電気自動車の高電圧ケーブル及び付随部品の設計開発を行っています。研修時から学んできたCATIAを使って、部品のレイアウト、モデル構築、解析、図面作成等を行っています。部品の不具合や解決すべき課題が発生した際は、その事象について検証・分析の上、解決策を次の部品設計に反映しています。研修や前配属先で学んだことが活かせていると言います。

会議では自身の担当部品の設計についての説明を任せていただいたり、「その部品については一番詳しいからMさんに聞こう。」と頼っていただけることも多く、安心して業務を任せていただけている印象を感じているそうです。

目指していたハイバリューグループに所属し、車の開発に携われていることに喜びを感じているというMさんは、一方で、ハイバリューグループでは、より高度なスキルや責任感ある仕事が求められると認識し、改めて気を引き締めて業務にあたっています。

アルトナーには、スキルアップをして結果を出せば、より高度な内容を任せてもらえる環境があると感じています。

Mさん1日の業務の流れ

8時30分に出社し、9時30分までメールチェックをした後、CATIAを使った業務を行います。11時30分からのお昼休みを挟み、午後の業務では、引き続きCATIAを使った業務や打ち合わせを行い、17:30に退社します。必要に応じて残業があります。また、配属先ではフレックス制が導入されているため、時間は日によって前後します。

車全体を把握しながら製品設計ができる
エンジニアになることが現在の目標です。

Mさんは、携わっている製品が世界中で販売され、自分の思いを世界中の人々に感じてもらえるかもしれないというワクワク感がモチベーションだと言います。そして、実際に自身の思いが反映された製品が着々と世に出る機会が近づいてるのを見た時や、打ち合わせで議論に参加している際に、モノづくりの知識や経験がついてきていると感じる時、成長を感じるそうです。

今後、社内公募制度を希望する同僚、後輩がいたら、どんな声をかけたいですか?という質問に「やりたい思いが少しでもあるなら、応募するべきだと思います。公募面談の後には、フィードバックがもらえ、再チャレンジすることも可能なので、自身の改善点発見や目標設定をする機会にもなります。ハイバリューグループでの業務は、スキルはもちろんですが、精神面の強さも求められていると感じます。」とMさんは言います。

Mさんの現在の目標は、車全体を把握しながら製品設計ができるエンジニアになることです。そのために、自分の扱う製品だけではなく、車に搭載される様々な部品についての知識を身に付けるため、自動車技術情報誌を定期購読したり、自動車業界で使われている技術や情報を学習するなど、自動車の知識を習得し、日々の仕事に反映していく必要があると考えています。また、アルトナーの能力開発セミナー、キャリアサポート講座などを受講したり、今後、必要な資格取得を目指したスキルの習得にも努めています。

オフタイムの趣味を通じて、車業界以外のモノづくりで
使われている技術、設計思想などに触れられるのが楽しいです。

Mさんはオフタイムでは、趣味のツーリング、サッカー(フットサル)、革靴の手入れなどをして過ごしています。趣味を通じて、車業界以外のモノづくりで使われている技術、設計思想などに触れられるのが楽しいそうです。今、興味があるのは進化のスピードが凄まじいAI分野です。今後どうなっていくのか、どう活かしていくのかに興味があるそうです。

配属先には、アルトナーの先輩や同僚がいるそうで、たまにご飯を食べに行ったり、お互いの業務内容を話し合ったりしているそうです、また、趣味のバイクでつながったアルトナー社員とツーリングをしたりもします。先輩たちからは、的確なアドバイスをいただいたり、先輩たちが、公私共に充実した生活を送っている様子を見て、先輩たちのように実力を付けていきたいと考えています。

エンジニアを目指す学生にメッセージ

Mさんからエンジニアを目指す学生達へのメッセージです。「エンジニアは、自分の思いの詰まった製品を世の中で使ってもらうことで、社会に貢献できる楽しい仕事です。大変なことも多いですが、それ以上にやりがいを感じています。アルトナーは多角的な視点を持って物事を考えられる、これからの時代に必要なスキルを持ったエンジニアを目指せる会社だと思います。」

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