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新卒エンジニア

内製レンズエレメントの新機種レンズの形状調整を、自身で考えて提案できるようになることが目標です。

S.M.さん(以下:Sさん)は、2022年に新卒でアルトナーに入社し、現在は内製レンズエレメントの製造において、新機種の小中口径のレンズの試作と、量産立ち上げの業務に携わっています。業務の範囲は、新機種導入におけるプロセス構築、量産機種の歩留り改善など多岐にわたります。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile

プロダクトバリューグループ
電気・電子 S.M.

基盤工学部 医療福祉工学科
2022年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

臨床工学技士になるために医療福祉工学科を専攻し、
人が感じる「ストレス」の度合いを数値化する研究をしていました。

Sさんは大学で、臨床工学技士になるための専門学科である、医療福祉工学科を専攻し、人工呼吸器、内視鏡、MRIなど主に病院で使用する、様々な医療機器の内部構造や使用方法、人工透析について学んでいました。

そこで研究していたのは、人が感じる「ストレス」の度合いを数値化することです。数値化することによって、自分が今どのくらいストレスを感じているのかを知ることができるので、ストレスに早期に対処し、うつ病などの精神疾患になる人を少なくできないかというものです。

大学で学ぶ中で、電気系のモノづくりに興味を持ち、
エンジニアを目指しました。

何かを作ったり形にする、モノづくりが好きだったSさんは、小さいころからDIYで木工にいそしんでいましたが、中学生の頃、授業ではんだを使って回路を組んだり、簡易的な人感センサーのLEDライトを作成し、さらにモノづくりに興味を持ったそうです。

やがてSさんは大学進学の際に、医療関係の仕事でモノづくりがしたいと思い「臨床工学技士」を目指し、入学した大学で医療福祉工学科を専攻します。そこで学び、研究している中で、電気系のモノづくりに興味を持ち、エンジニアを目指すことにしたのです。

アルトナーでなら、様々な経験をする中でスキルアップし、
自身の可能性をさらに広げていけると思いました。

Sさんがアルトナーに入社した理由は、研修期間に基礎をしっかり学ぶことができるため、今までに関わってきたことのないような職種に就くことができると考えたからです。様々な経験をする中でスキルアップし、自身の可能性をさらに広げていけると思ったそうです。

「常に何か工夫はできないか?」「もっとできることはないか?」
研修で前向きに新しいことにチャレンジすることが大切だと学びました。

Sさんはアルトナーの研修で、「一般研修」では社会人として必要な一般的なマナーなどを講義で学びました。その講義の中でも特に「ゆでガエル」の話が印象に残っているそうです。それは、人は周りの環境に慣れると、安定した環境を維持しようとして新しいことにチャレンジしなくなり、ひいては自身を客観視せず、現状を正しく把握できていないまま仕事を行ってしまい、クオリティの高いものを作り出すことができないという内容です。Sさんは、常に「何か工夫はできないか?」「もっとできることはないか?」など前向きに新しいことにチャレンジすることが大切だと学びました。

基礎研修で学んだ、人に話すことと聞くことは、
今の業務でのコミュニケーションに活かすことができています。

「基礎研修」では、座学や実技、スピーチ、ディスカッションなどを行いました。Sさんは、もともと人前で話すことや、相手に伝わりやすい構成で話すことが苦手だったそうですが、スピーチの研修で話の中で何を伝えたいのか話に強弱をつけたり、自分が思っている以上にゆっくり落ち着いて話すと早口にならないなどのアドバイスをいただき、それを意識することで、人前で話すことへの抵抗感や苦手意識を減らすことができたそうです。

実際の業務では様々な人と会話することも多く、コミュニケーション能力が必要ですが、Sさんは、学生時代に学んだチームで活動するときの情報共有の大切さや、コミュニケーション能力に加えて、この「基礎研修」で学んだスピーチ力も、今の業務で報告する際などに活かすことができていると考えています。

アウトソーシングエンジニアは、お客様に求められている
パフォーマンスを発揮・提供すべき働き方だと感じています。

地道に作業を行うことが好きだというSさんは、エンジニアは自身の性格に合っていると感じています。人前に立つことはなくとも、人々のために役に立つことができると考えているからです。中でもSさんは、アウトソーシングエンジニアとは自身の持つ技術力をもって、お客様と契約し、求められているパフォーマンスを発揮・提供すべき働き方だと感じています。また自身が経験したことのない、様々な業務に携われることが最大のメリットなので、積極的に挑戦していきたいと言います。

現在は、内製レンズエレメントの製造において、
新機種の小中口径のレンズの試作と、量産立ち上げの業務に携わっています。

Sさんは現在、内製レンズエレメントの製造において、新機種の小中口径のレンズの試作と、量産立ち上げの業務に携わっています。業務の範囲は、新機種導入におけるプロセス構築、量産機種の歩留り改善、品質トラブルサポート、業務に関連する資料のまとめと多岐にわたります。

基本的には1つの機種に対して2〜3人で業務を行っており、Sさんは、その中で業務を覚える一環として、新機種の試作から量産立ち上げまで一連の流れにサポートとして参加しています。今は、主に成形に必要なソフトの作成を行い、形状に問題がなくなるまで、条件を変えて繰り返し成形を行っています。まだまだSさん1人では判断が難しいので、サポートについてくださっている方の指示に沿って業務を行っています。

Sさん1日の業務の流れ


出社してまずはじめにメールチェックをし、その後、1日のミーティングや打合せなどの確認をします。お昼休憩を終えたら、午後の業務を行います。最後に次の日の業務確認をし、退社します。

新機種のレンズの形状調整を、
自身で考えて提案できるようになることが目標です。

Sさんの今の目標は、1つは新機種のレンズの形状調整を、自身で考えて提案できるようになることです。形状調整に関しては、まず補正を入れる部分がどのような役割なのかを理解し、成形中のデータ取得で、どのような補正を入れると形状がどのくらい変化するかの資料を作ることが重要だと考えています。もう1つはミーティング内容の理解を深めることです。分からないことも多いため、まずは資料等で勉強して、疑問に思ったことを上司や専門の方に聞いて理解することが必要だと考えています。

まだまだ知らないことや、行ったことのないことが多いため、1つでも多く経験して自身で考えて業務が行えるようになることを目指すことが、Sさんのモチベーションとなっているのです。

エンジニアを目指す学生にメッセージ

オフタイムには、バレーボールに似た「インディアカ」というスポーツで、SNSで知り合ったチームの練習に参加したり、出かけたり買い物に行ったりと活発的に過ごしているアウトドア派のSさんから、エンジニアを目指す学生にメッセージです。「エンジニアという職業を目指すのであれば、とことん自分のやりたいことや好きなことを追及して、常に新しいことに挑戦してほしいです。何事もこれからの自分にプラスとなるよう、前向きに取り組んでほしいです。今、頑張って自分の好きなことをぜひ仕事にできるよう頑張ってください。」

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