株式会社アルトナー代表取締役社長の関口です。
株主・投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社は、この度、今期2023年1月期から2025年1月期を最終年度とする3か年の新中期経営計画を策定いたしました。
アルトナーの持続的成長および次世代成長の考え方として、地球規模で社会環境が変化していく中で、企業にとって、TCFDの提言に基づく取り組みなど社会的課題への対応が重要な経営課題となっております。
当社は事業活動の柱に「カーボンニュートラル」を据えて、採用・教育・営業の社内体制を構築し、事業活動を通じて社会的課題の解決に貢献し、企業価値を向上させ、ステークホルダーの皆様に還元していくことで、持続的成長および次世代成長の基盤構築を進めてまいります。
「カーボンニュートラル」の取り組みの方向性としては、走行時にCO2を排出しない電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)、インフラ(充電インフラ、水素ステーション)、自動運転、半導体等に関連する開発プロジェクトに、当社のエンジニアが参画し、開発の進展、市場での普及を目指してまいります。
採用部門の取り組みとして、電気・電子、材料物性、エネルギー、情報分野の学科を卒業した学生、また、同様の分野のスキル、経験を有する社会人経験者を採用対象といたします。
マッチング人財の採用強化のため、新卒採用に偏重した採用方針を変更し、新卒・キャリアの採用数をバランスさせ、人財の確保に努めてまいります。
教育部門の取り組みとして、益々、高まるソフトウェア、電気・電子領域のエンジニアニーズに応え、「カーボンニュートラル」をテーマとした研修カリキュラムを増加させていくため、研修スタッフを増強いたします。
営業部門の取り組みとして、「カーボンニュートラル」のプロジェクトに配属することで、その結果、技術者単価が他のプロジェクト比で約10%プラスとなり、売上高、利益率が向上いたします。
そして、最終年度の業績目標として、売上高116億円、営業利益率14.0%を目指します。
2023年1月期は会社設立60周年にあたり、この節目の年に新中期経営計画がスタートします。また、東証プライム市場への移行に伴う上場維持基準の達成が必須課題です。これらの企業課題にチャレンジする中で、新生アルトナーを創り上げてまいります。
株価は総合的な企業力の結果ですので、当社の総合的な企業力を一段、二段高めていくことで目標とする株価を目指してまいります。
今後も、皆様の継続的なご理解とご支援、ご協力を賜りますよう、何卒、よろしくお願い致します。
アルトナーでは、ステークホルダーの関心や社会課題を認識するとともに、当社の経営への影響を踏まえ、優先的に取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を8つに特定いたしました。今回、特定したマテリアリティの重要性を認識したうえで、課題解決に向けた実効性のある経営、事業活動に取り組んでまいります。
当社のマテリアリティ(重要課題)は、以下のプロセスで決定いたしました。
課題の抽出 マテリアリティ候補となる項目は、各種国際基準やESGに関する外部評価、ステークホルダーを含めた社会からの要請事項を分析し、31項目を抽出。 |
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課題の優先順位付け 抽出した課題を、社内外のステークホルダーへのアンケートで当社への期待、要請などを分析し、「ステークホルダーにとっての重要度」と「アルトナーにとっての重要度」の2軸で優先順位を選定。 |
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重要課題の検証・決定 選定された優先的な課題をサステナビリティ委員会で内容を審議、また妥当性を検証し、当社のマテリアリティ8項目を特定。 |
課題の抽出 マテリアリティ候補となる項目は、各種国際基準やESGに関する外部評価、ステークホルダーを含めた社会からの要請事項を分析し、31項目を抽出。 |
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課題の優先順位付け 抽出した課題を、社内外のステークホルダーへのアンケートで当社への期待、要請などを分析し、「ステークホルダーにとっての重要度」と「アルトナーにとっての重要度」の2軸で優先順位を選定。31項目を抽出。 |
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重要課題の検証・決定 選定された優先的な課題をサステナビリティ委員会で内容を審議、また妥当性を検証し、当社のマテリアリティ8項目を特定。 |