株主・投資家との対話


当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するため、株主・投資家との間で建設的な対話が必要不可欠であると認識しております。

株主との建設的な対話に関する方針

当社は、経営戦略本部長をIR責任者として選任するとともに、IR担当部署として、経営戦略本部IR・PRグループを設置しております。経営戦略本部IR・PRグループを中心に投資家説明会の開催、ワンオンワンミーティング等のIR活動を実施することで、株主との建設的な対話に努めております。

IR活動のスポークスパーソン

情報の正確性および開示の公平性を確保するために、当社が行うIR活動は、代表取締役社長、経営戦略本部長、IR担当部署をスポークスパーソンとしております。 また、スポークスパーソンは、必要に応じて、他の役職員をその代理として委任することがあります。

対話に関する体制

株主との対話のため、IR担当部署が、管理部門、営業部門、採用部門、教育部門等の社内各部門と連携し、情報共有を実施しております。
インサイダー情報の漏洩防止を徹底し、また、公平性を確保するため、決算発表予定日までの3週間を沈黙期間とし、業績に関する問い合わせへの対応を控えさせていただいております。

株主・投資家との対話の実施状況等

2025年1月期に当社の経営陣等が行った株主・投資家等との対話の実施状況等は、以下のとおりです。

(主な対応者)
代表取締役社長、経営戦略本部IR・PRグループ

(株主・投資家の概要)

国内 海外
拠点別(%) 56.3 43.8
ファンドマネージャー アナリスト
担当分野別(%) 25.0 75.0

(対話の実績)

内容 回数
個人投資家向け説明会 5
アナリスト・機関投資家向け説明会 2
機関投資家・アナリストとのワンオンワンミーティング 32

(対話の主なテーマや株主・投資家の関心事項)
技術者数の成長率
新卒・キャリア採用の進捗状況、取り組んでいる施策
米国の関税措置による影響
離職率の改善に向けた取り組み
配当性向が70%を超えていること。今後も持続可能か、あるタイミングで50%に戻るのか。
外国人技術者の採用の考え方
株式分割の考え方
採用コストを教えていただきたい
次期TOPIXに継続採用されるための対応
M&Aについて

(経営陣や取締役会に対するフィードバックの実施状況)
株主・投資家との対話の内容に関して、適宜、経営陣にフィードバックを実施しております。

・適宜、経営陣に個人投資家向け説明会、アナリスト・機関投資家向け説明会、機関投資家・アナリストとのワンオンワンミーティングの質疑応答、アンケートを回覧し投資家の考えを共有。
・経営陣も含め管理職以上が参加する全社的な会議で、投資家の注目点を共有(年2回)

(対話等を踏まえて取り入れた事項)
・採用部門の取締役・スタッフと「投資家は技術者数の成長率に関心が高い」旨を共有。
・投資家向け説明会資料に「技術者数2,100人達成に向けた取り組み」を追加。投資費用、施策を掲載。
・当社の営業担当者にて顧客情報を収集。「’26年1月期 業績予想の現時点のリスク」として開示資料に掲載。
・エンジニアに対して、営業担当者のフォロー、教育訓練を強化。また、より良い仕事を提供し、そこで得た利益を賃金や賞与に展開するという好循環を作り上げていく。
・投資家向け説明会の質疑応答で代表取締役社長の回答を記載。
・Webサイト「よくあるご質問」に追記。
・株式分割は前向きに検討していきたいという考えを投資家向け説明会の質疑応答で代表取締役社長の回答を記載。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

当社は、借入金がないこともあり、株主資本コストを重視し、6~8%程度と認識しております。2025年1月期のROE は28.1%となり、株主資本コストを上回っております。中期経営計画において、ROEの目標を20%以上と設定し、資本効率の向上に取り組んでおります。

株価向上のため、配当性向50%をベースとし、毎年、当期純利益を増額していくことにより、前年割れのない配当金額の決定をしていきたいと考えております。当社の2025年1月期末のPBRは4.2倍となり、引き続き、向上を目指して、IR 活動の充実に努めてまいります。

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