機械

機械エンジニアは、2D・3D CADを使用して、機械が動く仕組みの設計を行います。

設計分野として、駆動システム(エネルギーを生成、変換、蓄積、伝送する仕組みの開発に対応)、機構(生産設備、装置のメカニズムの開発に対応)、構造・素材(デザインをベースにした商品の形状設計、構造物・筐体の設計、新素材の開発に対応)などがあります。

業務を行うためには、4大力学(機械力学・材料力学・流体力学・熱力学)の知識が必要です。
駆動システム
対応業務
•燃料電池本体の構造設計及びそれに付随する業務に従事する技術者
•燃料電池/電気自動車の構造開発及びそれに付随する業務に従事する技術者
•パワートレイン、トランスミッション等の構造開発及びそれに付随する業務に従事する技術者
•各種モータの構造設計開発及びそれに付随する業務に従事する技術者

必要スキル
•燃料電池の開発において、機械設計の知識に加え、電気的な基礎知識も必要となる。また、金属材料(磁性体、非磁性体)、樹脂材料の知識が必要となる。
•燃料電池/電気自動車の構造開発において、各種部品の成型方法の知識が必要となる。燃料電池周辺の部品開発に携わる場合は、熱力学、熱/流体解析の知識が特に必要となる。
•パワートレイン、トランスミッション等の構造開発において、各部品の構造の理解が必要となる。構造設計の知識が特に重要であり、材料力学、応力解析の知識が必要となる。
•モータの構造設計開発において、機械設計の知識に加え、電気的な基礎知識及び金属材料(磁性体、非磁性体)の知識が必要となる。また、モータ駆動時は騒音、振動が発生するため、騒音、振動に関する知識が必要となる。
機構
対応業務
•半導体製造装置、エッチング装置などの生産設備、装置の開発に従事する技術者
•ロボットやメカトロ機器、空圧機器の開発に従事する技術者
•理化学機器や印刷機、検査装置などのメカニズムの設計に従事する技術者
•製造ラインにおける生産技術や工法開発、工程管理に従事する技術者
•製造設備や製造用治具の開発に従事する技術者

必要スキル
•メカニズムを構成する部品は比較的複雑な形状が多いため、表面性状や幾何公差、溶接構造などを盛り込んだ図面作成の能力が必要となる。また、装置を構成する機械材料(主として鉄鋼材料)に関する知識は不可欠。
•装置やメカニズムを構成する機械要素、伝達機械要素、油圧・空圧機器、計装部品・制御機器の知識が必要。
•部材のたわみや慣性力の計算などの設計計算が必須となるので、材料力学や機械力学の基礎知識が必要。
•上位者になれば、組立立会や装置の据付立会の機会が発生するので、組立調整要領の基礎知識が必要。
構造・素材
対応業務
•輸送用機器の非駆動部分(車体、外装、内装、ハーネス)や、医療機器、家電製品や航空機等の筐体、などデザインをベースにした商品の形状設計に従事する技術者
•電極材料や金属材料など、新素材の開発に従事する技術者
•樹脂成型や鋳造など、量産プロセスの開発に従事する技術者

必要スキル
•対応業務となっている輸送用機器や家電製品などは大量生産される前提で設計する必要があるため、加工方法に関する知識を盛り込んだ図面作成の能力が必要となる。また、低温から高温まで幅広い環境下での強度を要求されるため、材料力学や熱力学、流体力学などの基礎的な知識が必要となる。
•製品機能を満足させるために、樹脂材料、金属材料、高分子材料などの様々な材料を使いこなす必要があるため、材料に関する知識が必要となる。
•新素材の開発では、素材の組み合わせや検証結果データなど大量の数値データを処理する必要があるため、基礎的なデータ処理に関する知識が必要となる。 アルトナーの機械エンジニアは、メーカーの業務工程のコアとなる領域の多種多様なプロジェクトで多くの実績を作っております。
電気自動車(EV)

エコカー充電器の開発
駆動用モーターの開発

ハイブリッド車(HV)

次世代HVのバッテリー関連の研究開発
リチウムイオン電池の開発
HV車用トランスミッションの車載実験評価

半導体

液晶露光装置の計測・解析・制御・評価

レーシングカー

走行に関わる実験・解析
エンジン領域の開発
シャーシ・サスペンション・アンダーボディーに関する設計開発

自動車

自動車向けメータ・HUDの回路設計
ワイヤーハーネス回路設計
ECU評価・試作

航空宇宙機器

人工衛星に搭載される機器の詳細設計
航空機の強度解析

家電機器

スマートフォンの基板の試作・評価・解析
AV機器の開発

医療機器

高機能カテーテルの研究開発
輸血・輸液セットの改良、次期セットの設計

自動二輪車

二輪研究開発における車両テスト
二輪用クラッチの設計開発

産業機器

衛生用品製造装置の設計
生産設備の機構設計開発

機械エンジニアは、充実した社内研修設備のもと、基礎研修、カスタマイズ研修(応用研修)の2段階にわたる専門の研修を受講します。
基礎研修
学校で学んだ事をリセットし、1から再教育します。
学校で学んだ事を、実際の開発業務でいかに活用するかに主眼を置いた実践的な研修カリキュラムです。
カリキュラム詳細
カスタマイズ研修(応用研修)
特定の顧客企業の業務にターゲットを絞り、 より現場に即したプロセスで研修が進行。 必要な技術スキルを基礎から実践まで 幅広く身に付けます。
カリキュラム詳細
社内研修設備
研修施設・設備紹介 機械エンジニアとして業務を行うには幅広い知識はもちろん、経験や、高度なスキルが必要になります。アルトナーではエンジニアのスキルアップを応援するために、職種や等級ごとに推奨資格を設定し、援助制度を設けております。
機械系の主な推奨資格
技術士、技術士補、機械設計技術者、計算力学技術者(固体力学・熱流体力学・振動)、エネルギー管理士、3次元CAD利用技術者、2次元CAD利用技術者、技能検定試験(機械・プラント製図)、TOEIC他多数
資格取得援助制度の詳細
TOP