2025年12月、当社は株式会社情報技研をグループ会社として迎え入れました。
近年、製品開発はますます高度化し、ソフトウェアや電気・電子、機械など、さまざまな技術領域を組み合わせながら進められています。アルトナーグループは、ソフトウェア、電気・電子、機械の3つを主な技術領域として、メーカーの研究開発や設計開発を支えています。中でも、製品を形にし、機能や品質を支える上で欠かせないハードウェアはモノづくりに欠かせない要素です。高度化するお客様の開発ニーズに対応していく中、機械領域の技術力を高めることは、アルトナーグループにとって重要な取り組みの1つです。
本記事では、アルトナーグループの事業概要や機械領域の取り組みとともに、情報技研の事業内容や人財育成への取り組みを紹介します。
当社は、60年を超える歴史の中で、多くの顧客企業との信頼関係を築き、実績を積み重ねてきた、設計開発を基盤とするエンジニア集団です。更なる成長に向け、アルトナーグループ一体となった戦略を推進しております。
当社は、メーカーの研究開発や設計開発を支えるパートナーとして、技術者派遣、請負・受託事業を全国で展開してきました。お客様の開発現場に深く入り込み、専門性の高い技術力を提供することで、様々なモノづくりを支えています。
当社は、「ソフトウェア」「電気・電子」「機械」の技術領域で、技術者派遣、並びに請負・受託事業を全国で展開しております。
ソフトウェア領域では、各種システムやアプリケーション、組込みソフトウェアなどの開発に対応しています。
電気・電子領域では、電子回路や制御、電装品などの設計開発を支えています。
機械領域では、自動車や産業機器などの機械設計、解析、評価に携わっています。
機械領域では、2D・3D CADを使用して、機械が動く仕組みの設計を行います。
製品や設備が求められる機能を発揮するためには、構造や素材、機械の動作を支える機構などを総合的に考える必要があります。当社は機械領域においても、顧客企業のモノづくりを支えています。
機械領域の設計分野は主に3つあります。
■駆動システム
エネルギーを生成、変換、蓄積、伝送する仕組みの開発に対応する分野です。
■機構
生産設備、装置のメカニズムの開発に対応する分野です。
■構造・素材
デザインをベースにした商品の形状設計、構造物・筐体の設計、新素材の開発に対応する分野です。
これらの業務では、4大力学である機械力学・材料力学・流体力学・熱力学の知識を用います。当社はそれぞれの分野において、メーカーの開発工程のコアとなる領域で幅広いプロジェクトの実績を積み重ねております。
当社が持つ機械領域の強みを更に広げることを目的とし、2025年12月、株式会社情報技研をグループ会社に迎え入れました。
情報技研は、「設計」「解析」「IT」の3本柱を軸に事業を展開しています。設計領域ではハイエンド3DCAD/CATIAを活用した設計業務、解析領域ではCAEによる解析業務、IT領域では設計・解析業務を支えるシステムやツール開発などに対応しています。
また、情報技研は、航空機部品メーカー出身の技術者が中心となって設立した会社であり、自動車産業や航空宇宙産業など、最先端の技術開発の現場で活躍する優れたエンジニアを数多く輩出しております。
情報技研をアルトナーグループの機械領域を補強する会社として位置づけ、シナジーを発揮できるよう様々な取り組みを推進しております。
情報技研は、栃木県宇都宮市に本社があります。
また、宇都宮に拠点を構えることは、地域に根ざして働きたいエンジニアとの接点を広げ、優秀な人財の確保にもつながります。
当社にとって最大の経営資本は人財であり、人財の育成と組織づくりこそが成長に欠かせない重要領域だと考えております。
情報技研では、当社と同じく、新入社員に対して技術スキルの向上はもちろん、社会人としての教養や心構えを習得するためのヒューマンスキル研修にも力を入れています。
入社から現場に配属されるまでの約4か月間で、技術の基礎や社会人としてのビジネスマナーをしっかりと身につけていただき、お客様から頼りにされる技術者、社会人として一人一人が高いレベルの人財に成長していくことを目指しています。
更に、配属後のスキルアップを支援するため、情報技研ではレベルアップ研修も実施しています。年次やキャリア段階に応じた研修、CATIAや専門知識、PCスキルなどを学ぶテーマ別研修を通じて、技術者一人一人の成長を支えています。
ここからは、情報技研で働く新卒エンジニアと研修担当者の声を紹介します。
■新卒エンジニア
Q. 情報技研を選んだ理由をお聞かせください。
A. 大学時代に学んだことを活かせる仕事がしたいと考えていたことが、情報技研を選んだ理由の1つです。
また、インターンに参加した際、社員の方や役員の方が親身になって寄り添ってくださったことも印象に残っています。会社全体として社員を大切にする姿勢を感じ、「社員第一」という理念にも共感し、入社を決めました。
■研修担当者
Q. 情報技研では、新卒社員や若手エンジニアに対して、どのような研修・育成を行っていますか。
A. 情報技研では、入社後、まずシステム部と設計部合同で、社内ルールやビジネスマナーなど、社会人としての基礎を身につける研修を行っています。
その後、システム部と設計部に分かれ、それぞれの部署で必要となるスキルを学んでいきます。システム部ではプログラミングスキル、設計部ではCADの使い方など、配属先の業務に応じた専門スキルを習得していきます。
Q. 現在、新卒エンジニアに対して行っている研修内容について具体的に教えてください。
A. 設計部では、CATIAの基本となるパートデザイン、GSD、アセンブリなどの使い方を学んでいます。
また、CADスキルだけでなく、自動車の基本的な構造や材料力学など、設計業務に必要な基礎知識についても座学で学んでいます。
Q. 研修で、特に大切にしている考え方を教えてください。
A. 技術的なスキルはもちろん重要ですが、業務を進めていく上で大切なのはコミュニケーションだと考えています。まずは基礎的な人間力を育てることを大切にしています。
このほか、総務担当者からは、「情報技研のエンジニアは真面目で誠実、そして素直な姿勢が評価されている」という声がありました。日々の業務に実直に向き合う姿勢は、お客様からの信頼にもつながり、長期的な関係を築く上での大きな強みとなっています。
情報技研の参画により、アルトナーグループは、機械領域における対応力を高めるとともに、人財育成への取り組みを更に推進してまいります。
アルトナーグループは、これからもグループ各社が持つ技術領域や拠点特性を活かしながら、より幅広いニーズに応えられるサービス提供と、更なる企業価値の向上に努めてまいります。