人的資本/健康経営・労働安全衛生

人的資本

基本方針
当社は、経営理念に「エンジニアサポートカンパニー 私達は技術者の夢をサポートします」、パーパスに「日本が世界に誇る財産であるエンジニアの成長、自己実現をサポートする。」と定めているとおり、エンジニアのために何ができるのかを常に追求しながら、エンジニアの成長のために存在する企業体として事業を推進してきました。エンジニア本人の価値を創造することが、ひいてはアルトナーとしての価値創造につながると考えております。そのような当社にとって最大の経営資本は人財であり、人財の育成と組織づくりこそが当社の成長に欠かせない重要領域だと考えております。

ガバナンス
当社は、人的資本の価値の最大化に向けてサステナビリティ委員会を設置しております。代表取締役を含む取締役(監査等委員である取締役を除く。)並びに監査等委員である取締役に加え本部長・部長を主な構成員とし、年4回開催しております。本委員会により、人的資本に関する課題・取り組み等の推進・進捗管理を行っております。健康施策については、取締役管理本部長を統括責任者とし、健康経営推進事務局を管理本部(総務・人事G)として、各種施策の企画・運営推進に取り組みます。取締役会が労働安全衛生を含むサステナビリティを監督し、人権の尊重、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、人財の育成と確保等、重要事項の審議を行っております。

戦略
日本が世界に誇る財産であるエンジニアの成長、自己実現をサポートし、エンジニア本人の価値を創造することが、当社の価値創造につながるものと考えております。当社は、エンジニアを当社の財産としてだけではなく日本の共有財産と捉え、「人財育成に関する方針」の下、エンジニアの成長・自己実現をサポートするプラットフォームとして、エンジニアを育んでまいります。そして人財の流動化やダイバーシティなど、労働を取り巻く環境、働く意識が急速に変化する中、エンジニアの働く幸福を追求し、“エンジニアの生き方”の新しいモデルの創出を図ってまいります。
また、スタッフ職についても、サステナビリティ基本方針において「全従業員の幸福(しあわせ)」と定めているとおり、やりがいを持って働ける職場環境を整備し、一人ひとりの成長と自己実現をサポートしてまいります。

リスク管理
当社では、コンプライアンス・リスク管理会議において人的資本に関連するリスクと機会を特定し、進捗を管理しております。投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

リスク 機会
教育研修の効果 研修の効果が想定通りに表れず、顧客評価が技術者単価の上昇に寄与しないリスク、顧客の要望を充足できずクレームが生じるリスクがあります。 技術者のスキル向上により、顧客満足度・顧客評価の向上が実現した場合は、技術者単価の上昇及び業界内競争力の向上へとつながり、企業成長の機会となります。
理工系学生の確保 当社は、理工系卒の学生を重要な経営資源としており、少子化等の影響により、理工系卒の学生人口が減少し、優秀な学生の確保が著しく困難となるリスクがあります。 出口である配属先を想定してその条件に合う方々を採用し、エンジニアとしての教育・訓練を行ってプロジェクトへと配属するという当社の採用方法や、スキルを重視したジョブ型雇用を行う当社であれば、様々なプロジェクトを経験しながらいち早くキャリアアップできる点を訴求し、学生の共感を得て優秀な人財を獲得・育成することで、安定的な収益基盤の維持・強化が期待できます。
キャリア技術者の確保 当社は、職務経験を有する技術者を重要な経営資源としており、製造業の設計開発の活発化による転職希望の技術者不足により、キャリア採用競争が激化し、優秀なキャリア技術者の確保が著しく困難となるリスクがあります。 出口である配属先を想定してその条件に合う方々を採用し、エンジニアとしての教育・訓練を行ってプロジェクトへと配属するという当社の採用方法や、スキルを重視したジョブ型雇用を行う当社であれば、様々なプロジェクトを経験しながらいち早くキャリアアップできる点を訴求し、求職希望者の共感を得て優秀な人財を獲得・育成することで、安定的な収益基盤の維持・強化が期待できます。

指標及び目標
当社は、中期経営計画に沿った人的資本の取り組みの効果を評価するため、指標及び目標を設定しております。設定した目標は、外部環境の変化や人的資本施策の進捗に応じて見直しを行っております。

※人的資本のKPI、目標、実績に関しては、 「非財務データ(KPI/目標/実績)」をご参照ください。 

健康経営・労働安全衛生

健康経営宣言
アルトナーは、経営理念である「エンジニアサポートカンパニー」に基づき、従業員が健康で安心して業務に取り組めることが、全従業員の「幸福」と会社の「反映」につながると考えます。
「人づくり」「全従業員の幸福」をテーマに、従業員一人ひとりの心と体が健康で、イキイキと仕事ができる職場環境づくりに取り組むことを宣言します。

組織体制
取締役管理本部長を統括責任者とし、健康経営推進事務局を管理本部(総務・人事G)として、各種施策の企画・運営推進に取り組みます。
また、推進にあたっては、「安全衛生委員会」「産業医」「健康保険組合」と連携し、サステナビリティ委員会にて進捗等を報告します。

健康管理施策の実績

KPI 目標 2022年1月期 2023年1月期 2024年1月期
定期健康診断の受診率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
ストレスチェックの受検率 100.0% 82.8% 78.9% 82.6%
年次有給休暇の取得率(全体) 80.0%以上 76.5% 85.0% 84.9%
年次有給休暇の取得率(技術系) 80.0%以上 76.5% 85.2% 85.7%
ヘルスリテラシーの向上(研修の実施)の受講率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
BMI25未満の比率 75.0% 69.9% 71.1%
生産性の向上(プレゼンティーイズムの解消)労働機能評価 ※1 100.0% 92.3% 92.1%
平均年齢 30.2歳 30.3歳 30.4歳
平均勤続年数 6.3年 6.5年 6.6年
アブセンティーイズム:休職者率 0.00% 0.68% 1.17% 0.98%
業務災害の発生件数 0件 3件 10件 6件
労働災害関連の死亡率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
業務災害による損失時間 0.00時間 76.00時間 34.17時間 52.50時間
安全衛生に関する研修の受講率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
女性特有の疾病に関する研修の受講率 100.0% 87.8%
ワークエンゲージメントの得点 ※2 2.7 2.6

※1 測定方法:Wfun(産業医科大学で開発された、健康問題による労働機能障害の程度を測定する調査)
※2 測定方法:新職業性ストレス簡易調査票(ワークエンゲージメントとは、仕事に対する活力・熱意・没頭の3つが揃った状態)

従業員のメンタルヘルスケア
メンタルヘルス疾患の予防と早期発見のため、専属のカウンセラーによる従業員のメンタルヘルスケアを実施し、従業員の心身の健康をサポートしています。

労働安全衛生
当社は、従業員の労働安全衛生に配慮することで、全従業員が安全で安心して働ける組織づくりと企業価値の向上に取り組みます。
また当社は、従業員が健康で安心して業務に取り組めることが、全従業員の「幸福」と会社の「反映」につながると考え、従業員の健康管理・健康増進に向けた取り組みを推進しております。

労働関連の危険性に関するリスクについて
当社は、入社時及び配属時に安全衛生教育を行い、事故の未然防止、リスク低減に努めております。

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