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アルトナーエンジニア

一つの設計ではなく色々と学びながらトライしていきたい。設計という仕事の視野が広がっていきます。

もともと機械やロボットを作ってみたいという夢があり、大学の精密工学科で勉強していたS.J.さん(以下:Sさん)は、いまは自動車メーカーでDCM(データ・コミュニケーション・モジュール)という、車とインターネットを接続するような樹脂を使ったモジュールの設計と評価業務に携わっています。「やっぱり自分は設計が好きなんだな。」と再認識しながら、第三者的な視点での設計も見据え、設計という仕事の視野を広げています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile

ワイドバリューグループ
機械 S.J.

工学部 精密工学科
2017年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

自身が本当にやりたいことを選択していけるアルトナーへの就職。
機械やロボットを作ってみたいという夢への選択です。

もともと機械やロボットを作ってみたいという夢があり、大学の精密工学科で勉強していたSさんはある時、設計の授業に来たアルトナーの講師と出会います。そこでの企業紹介で、アルトナーが様々な企業でいろいろな業務に携われる働き方が出来る会社だと知ったのです。就職活動で仕事を決めるにあたって、設計をしてみたいという希望はあるものの具体的に何を設計したいというものがなかったSさんは、その働き方にメリットを感じ就職に至りました。

アルトナーの環境であれば様々な仕事の経験を通じて、時間をかけて自身が本当にやりたいことを選択していけるとSさんは感じたのです。

例えば、モノを寸分の狂いもなく
一定の長さにカットする機械の設計。
「やっぱり自分は設計が好きなんだな。」と再認識したのです。

Sさんは、アルトナーに入社後、最初は一般研修でビジネスマナーなどの基本的なことを学び、その後、機械設計の基礎を学びました。大学で学んでいた設計の復習と実際の企業への配属を兼ねた研修は、初めて配属された企業での設計業務に大いに役立ち、良いスタートが出来たと振り返ります。

初めて配属された医療メーカーの生産管理セクションでSさんは、例えばモノを寸分の狂いもなく一定の長さにカットする機械など、その工場で使用するための治具の設計を3年ほど行っていました。自分が設計した治具が組み上がり、実際にそれが工場で貢献し最終的なモノが出来上がっていくのは本当に嬉しかったそうです。家の中にあるラジオなどを分解して親に怒られたこともあるぐらい、小さい頃から機械を触るのが大好きだったSさんは、その現場でも「やっぱり自分は設計が好きなんだな。」と再認識したのです。

金属から樹脂を使った設計へ。
仕事がしやすい環境が新たな学びに繋がっています。

これまで金属を中心にした治具を設計してきたSさんは、他の設計をしてみたいと考え、いまは自動車メーカーでDCM(データ・コミュニケーション・モジュール)という、車とインターネットを接続するような樹脂を使ったモジュールの設計と評価業務に携わっています。素材の選択、成形条件や成形後の温度などに影響を受けることなど、金属での治具の設計とは違う難しさがあるそうです。

それでも配属先ではチームでのミーティングが週1回あり、お客様から何かあれば相談するようお声がけをもらうなど、何かにつまずいた時も助けてもらえるような現場の雰囲気があります。また、配属先にはアルトナーから来たメンバーが12名ほどいて、チーム内での意見交換も頻繁に行われているということも併せて、配属先には仕事がしやすい環境が整っていると感じているようです。

コロナ禍は働き方へ大きな影響を与えましたが、
そこには、新たな働き方への課題やメリットへの気付きもありました。

配属先では新型コロナウイルス感染症への対策の一環として、積極的に在宅勤務を推進しており、Sさんの働き方にも大きな影響があったそうです。在宅勤務ではリモート会議なども含めて今まで以上にコミュニケーションを大事にし、試験機を使った評価業務は出社して行い、設計業務を行うときは在宅勤務を選択するなどコロナ禍にあっても滞りなく業務を行えたそうです。

とりわけ周囲の様子や話し声などに影響を受けずに、設計業務に集中できるのは在宅勤務のメリットだと言います。またリモート会議なども時間や場所、移動時間などに制約を受けず効率的な点も気に入っているそうです。

実際にモノを作るという現場を知ること、
実際に使う人のことを考えて設計することが大事だと考えています。

今まで設計視点で仕事をしてきたSさんは、実際にモノを加工する、作るという現場を知ることが、より良い設計の仕事には実はとても大事であることに気付きました。また同時に、出来上がったモノはどんな形のほうが使いやすいのか、安全なのかといった、実際に使う人のことを考えて設計することも大事だと考えています。今後は現場での加工やモノづくりの知識も勉強しながら、第三者的な視点で設計をしていきたいそうです。好きな設計という仕事の視野がどんどん広がっています。

一つの設計ではなく色々と学びながらトライしていきたいというSさんは、幅広いものに携われるようなスキルを身につけることに希望を持っています。

1つ目、何が好きで何が嫌いなのかを本当に見直すこと。
2つ目、失敗があってもめげずにやり続けること。

これからエンジニアを目指す学生の人たちへ、Sさんからのアドバイスがあります。「大きく挙げると2つ。まず1つ目に、自分がどんな人間なのかを研究する。何が好きで何が嫌いなのかを本当に見直すことがとても大事だと思います。2つ目が、やる気、勇気、本気です。何ごとも元気に取り組む姿勢とか、失敗があってもめげずにやり続けること。2つ目のために1つ目が必要なのです。知識は、また後で勉強していけばいつでも身に付けられるので、失敗を恐れず最初は勇気を出して何事にも一生懸命に取り組んでいくことが、やはり一番大事だと思います。」

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