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アルトナーエンジニア

自動車に関する次世代エネルギーシステム開発に携わっています。将来は、より上流工程にも携われるようにスキルアップしていきたいです。

学生時代は、卒業研究で脳波を使ってマウスのカーソルを動かすなど、機器を制御し、物を動かせるようにすることを研究していたK.K.さん(以下:Kさん)。研究の中で、思考を巡らせることの大切さを学びました。今は日本が脱炭素社会を目指す中、自動車に関する次世代エネルギーシステムを開発するプロジェクトに携わっています。将来はより上流工程にも携われるようにスキルアップし、医療分野、輸送機器分野、エネルギー分野など幅広い分野で設計開発をやりたいと考えています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile

請負・受託グループ
電気・電子 K.K.

工学部 電気電子工学科
2020年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

卒業研究で課題解決のために仮説を立てることや、
思考を巡らせることの大切さを学びました。

Kさんは学生時代に、卒業研究で全身の筋肉が動かなくなっていく病気ALSを発症した方々に向けて、脳波を使って機器を制御し、物を動かせるようにすることを目的とした研究を行っていました。例えば、脳波を使ってマウスのカーソルを動かすなどです。そうした研究の根底で、課題解決のために仮説を立てることや、思考を巡らせることの大切さを学びました。

また、研究のなかで学んだプログラミングが、業務で使用するExcel VBAを早く習得することに役立ったり、リレーなど様々な電気部品を扱ったことも現在の業務に生きています。この卒業研究を通してモノづくりの楽しさに気付き、もっと技術を身に付けたいと思ったことは、Kさんがエンジニアを目指したきっかけになっています。

2020年4月に新卒でアルトナーに入社したKさんは、入社時には、自身のスキルが不足していることで、実際の業務に対応できるのかという不安がありましたが、アルトナーの実践的な研修や、先輩社員の体験談を聞き、不安は払拭されていきました。

携わっている次世代エネルギーシステムが、
世の中に出てゆくのに一歩ずつ近づいていく実感は、
喜びや、やりがいにつながっています。

現在は自動車に関する次世代エネルギーシステムを開発するプロジェクトに携わっています。日本が脱炭素社会を目指す中、新たな次世代エネルギーシステムの市場への供給は早急に望まれ、コストや耐久性の課題もクリアしつつ、それに対応すべく会社も取り組んでいるそうです。

具体的には、Kさんはアルトナーの請負・受託グループに所属し、同じアルトナーの社員8名ほどのチームで、次世代エネルギーシステムのテストを行っています。外気温の変化や制御の仕方の違いなど、様々な条件下で動作させてみて、その性能や安定性・耐久性を評価し、その評価結果を報告しています。

その製品の中には多くのテクノロジーが詰まっていて、それが何のために作られたのかを知ることができる点や、作るプロセスに携われることに、Kさんは面白さや楽しさを感じています。実際にはこの次世代エネルギーシステムの一連の開発には非常に時間が掛かり、長期的なプロジェクトになります。苦労して1個1個をクリアし、テストを繰り返し、その性能を向上させ、世の中に出ていくのに一歩ずつ近づいていくイメージや実感もまた喜びや、やりがいにつながっています。

携わっている次世代エネルギーシステムが、
世の中に出てゆくのに一歩ずつ近づいていく実感は、
喜びややりがいにつながっています。

その製品の中には多くのテクノロジーが詰まっていて、それが何のために作られたのかを知ることができる点や、作るプロセスに携われることに、Kさんは面白さや楽しさを感じています。実際にはこの次世代エネルギーシステムの一連の開発には非常に時間が掛かり、長期的なプロジェクトになります。

今携わっている次世代エネルギーシステムが実機に搭載され、テストされ実際に見てみるという経験は、Kさんにはまだありませんが、苦労して1個1個をクリアし、テストを繰り返すたびにその次世代エネルギーシステムが性能を向上させ、世の中に出てゆくのに一歩ずつ近づいていくイメージや実感もまた喜びややりがいにつながっています。

作業でつまずいたり、分からないことがあった場合にはチームの中にいる経験豊富な先輩に聞いたりしながら課題を解決しています。また、2年目を迎えた今は、業務が終わったあとで、同期や同じプロジェクトの人との情報共有を行い、業務の幅を広げるため自分が作業してないところからも知識を吸収したり、アウトプットの方向性がずれないように、最初に不明点を残さず全体像を把握することを意識的に行っています。

業界内の最新動向や、ニュースに
日頃から注意を払い、チェックしています。

Kさんは、業務の中で基本的な仕組みについての研修を受けるなど、自身の携わっている業務の知識を高めようとしています。他にも、別分野の幅広い知識を持つことが、今の業務につながってゆくことから、月2回程度実施されているアルトナーの研修制度を利用し、知識の幅を広げています。中でも、回路作成は現在の業務にとても役に立っているそうです。回路を作成する中で、例えば問題が起きた時、どのような観点で1つ1つを見ていけば問題の箇所に早くたどり着け、直せるのかという考え方やプロセスを学べるところです。

また、最先端の技術領域に携わっているので、業界内の最新動向や、ニュースなどにも日頃から注意を払い、チェックしています。業務の積み上げもありますが、そうした日頃の活動もあって、最近では、一人でテストを行うことや、今までは見ているだけに留まっていた不具合の解析なども、自ら解析して問題箇所を特定し改善するようになりました。そうした結果で、Kさんは自分の成長を実感できているそうです。

将来の夢は、より上流工程にも携われるようにスキルアップし、
幅広い分野で設計開発をやりたいと考えています。

Kさんのエンジニアとしての将来の夢は、より上流工程にも携われるようにスキルアップしていくことです。医療分野、輸送機器分野、エネルギー分野など、幅広い分野で設計開発をやりたいと考えています。そのためには自身が学んできた電気・電子分野だけでなく、機械分野やソフトウェア、それらを組み合わせたIoTなどの知識が必要です。その中でKさんは今、ITの知識を深めようと会社の業務以外で情報処理技術者試験にチャレンジすべく学習を進めています。また、プライベートでは、休日はコロナ禍なので、家で映画やアニメを観てゆっくり過ごしています。コロナ禍が収束したら、北海道や沖縄などに旅行にも行ってみたいと考えているそうです。

未経験に不安を覚えたとしても、
必ず活躍の場は広げることが出来ます。

これからエンジニアを目指す学生たちに向けての、Kさんからのアドバイスです。「未経験に不安を覚えたとしても、必ず活躍の場は広げることが出来ます。自分も初めはそうでしたが、今、実際に業務に対応できていますし、学ぶ姿勢さえあれば幅広い知識を得ながらスキルアップしていけます。ですから、まず思い切って現場に身を置いてほしいなと思います。それが自分が一番伝えたいことです。」

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