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アルトナーエンジニア

請負・受託グループに所属して、アルトナーの先輩・同僚と水素自動車の燃料電池システムのテスト業務に携わっています。

S.S.さん(以下:Sさん)は現在、アルトナーの請負・受託グループに所属しており、先輩や同僚で編成された数人のチームの中で、水素自動車の商用トラックに搭載される燃料電池システムのテスト業務に携わっています。性能点検で何か異常が出ていないかを確認し、もし異常があればどの部分で何の異常が出ているか、データを見るなどして原因を追及していくのです。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile

請負・受託グループ
電気・電子 S.S.

工学部 地域未来デザイン工学科
2022年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

大学ではアルペンスキー滑降時における
内傾角度と重心移動に関する研究をしていました。

Sさんは大学では工学部 地域未来デザイン工学科を専攻し、工学を学ぶ上での基礎として数学や物理、英語などを学び、そこから専門分野である機械分野や電気電子分野など幅広く学びました。卒業研究ではアルペンスキー滑降時における内傾角度と重心移動に関する研究をテーマとして、スキーシミュレーターを用いてアルペンスキー選手がターンするときの角度と重心移動のデータを収集し、滑降速度の向上を検討していました。

ウィンタースポーツが盛んな地域であったため、アルペンスキー経験者に協力してもらい実験を行っていたそうです。また、前年度まで使用していたデータを収集するためのシステム環境の再構築なども行いました。

モノづくりの立場から世の中を支えていきたいと感じ、
エンジニアを目指しました。

Sさんは大学で学んでいくうちに、自動車から医療機器まで幅広い分野で工学の技術が使われていることを知り、自身も大学時代に学んだ知識を活かし、モノづくりの立場から世の中を支えていきたいと思い、エンジニアを目指しました。

就職活動を進めていく中でSさんは、アルトナーと出会い、様々な分野のモノづくりに携わり、スキルアップできるアウトソーシングという働き方があることを知ります。そこで自分自身も、より多くの現場で活躍して技術力を高めていきたいと思い入社を決めたのです。アルトナーの採用担当者がとても親切に気にかけてくれたことで、アルトナーの社風が感じられたことも選んだ理由の1つだそうです。

一般研修では、ビジネスマナーなどの社会人の基礎知識を学び
学生から社会人への意識変換ができました。

入社後の一般研修では、主にビジネスマナーなどの社会人の基礎知識をとして学びました。Sさんが入社時に考えていた社会人とは、自己責任の範囲が広がったり、ミスをした場合は自身だけではなく周りにも迷惑がかかるなど、より責任という重みが強くなるイメージを持っていました。それだけに自身がしっかり仕事をやり通すことができるのか、大学で学んだことをしっかり活かしながら働けるのか、社会人になる不安を大きく感じていたそうですが、この研修によって学生から社会人への意識変換ができたと言います。

次の基礎研修では、電気・電子の基礎知識の確認テストから始まり、回路作成の実習や第二種電気工事士の資格勉強のテキストを用いて、工具の扱い方、配線の組み方などを学び、カスタマイズ研修では配属先に関する勉強を主に行いました。

印象に残っているのは基礎研修で行ったスピーチの研修だそうです。Sさんは人前で話すことがあまり得意でなかったため、最初は制限時間内に自分の言いたいことを上手く伝えることができませんでした。しかし研修担当者からアドバイスを受け、何回も回数を重ねるうちに徐々に人前で話すことに慣れていくことができたそうです。

研修で聞いた「技術を学ぶことは真似ることから。」
という言葉がモットーにもなっています。

研修を通して振り返ると、研修担当者から、エンジニアとしてだけでなく、社会人としてのスキルアップができるように教えていただいたそうです。その時に聞いた「技術を学ぶことは真似ることから。」という言葉はSさんのモットーにもなっています。まずは自身が参考にしたいと思うエンジニアの真似をし、良いところを学びながら、自分自身の知識や技術スキルを上げていけるようにしたいと考えています。

また、営業担当者はSさんに合う現場で働けるように丁寧にヒアリングをしてくださったそうです。配属が決まった時、うれしさがあった一方、その業界や携わる製品についてあまり知識がないことに不安を感じ、配属前に、業界のことや製品の仕組みについて、配属先のWebサイトを見たり、本を読むなどして知識を付けたそうです。

現在、自動車業界で水素自動車の商用トラックに搭載される、
燃料電池システムのテスト業務に携わっています。

アルトナーにはお客様より発注された業務をアルトナーのプロジェクトチームのメンバーがリーダーの下で業務遂行し、成果物をお客様に納品するビジネスモデルの請負・受託事業があり、Sさんは現在、その請負・受託グループに所属しています。先輩や同僚で編成された数人のチームの中で、水素自動車の商用トラックに搭載される燃料電池システムのテスト業務に携わっています。Sさんの所属するチームでは、数年前から動かし続けている燃料電池システムの性能点検の解析をExcelのマクロを用いて行っています。性能点検で何か異常が出ていないかを確認し、もし異常があればどの部分で何の異常が出ているか、データを見るなどして原因を追及していくのです。

Sさんは、業務上わからないことがあった場合には、チームの先輩に質問して教えていただくそうです。質問に対して、なぜそうなるのかなどの、理由も含め丁寧に教えてくださるそうで、日々学ぶことが多いと言います。また、アルトナーの研修時に用いた工具の扱い方や注意点などは、システムテストを行う際に使用する部品、ツールを作成する時に役立っているそうです。

Sさん1日の業務の流れ

Sさんは基本的には8時30分に出社後、午前中は9時30分からの朝礼を挟み、解析業務を行います。12時からの昼休憩を経て、引き続き解析業務を行い、16時から夕礼があり、17時30分に退社します。

仕事を行いながら知識とスキルを高め、人々の役に立つ製品を、
世の中に出せるエンジニアになることが将来の目標です。

入社から現在までで、Sさんは仕事や物事へ対する考え方が変化したそうです。それは、仕事を行う上でただ単に言われたことを行うのではなく、なぜこの作業を行うのか、どんな理由があるのかを考えながら業務を行うことが大事だということです。そうすることで作業の意味をより深く理解し、習熟しながら仕事を行えるようになったと言います。業務に携わって最初の頃は、苦労の連続だったそうですが、今では少しずつ業務にも慣れて作業時間も短くなり、やり終えた後には達成感を感じると言います。

Sさんの将来の目標は、自分が設計した製品が、人の役に立つものとして世の中に出せるようなエンジニアになることです。そのために仕事を行いながら知識とスキルを高めていければと考えています。また、資格を取得することでも自信をつけ、1日でも早く仕事を任せてもらえるような、信頼されるエンジニアを目指したいそうです。

アルトナーは男女関係なく
エンジニアとして活躍していけるための環境が整っていると感じています。

アルトナーは男女関係なくエンジニアとして活躍していくための環境が整っており、男女の垣根はなく仕事を任されていると感じているSさん。今はまだ学ぶことの方が多いですが、将来、製品設計に携われる機会があれば、自分の発想が活かせるように、今のうちから知識や技術をどんどん吸収して、エンジニアとして活躍できるようにまい進していきたいそうです。

仕事だけでなくプライベートも充実させていきたいそうで、将来は結婚をして、出産のために産休や育休を取り、仕事と育児の両立ができるエンジニアとして職場復帰したいと考えています。アルトナーには、育児をしながら働かれている先輩や、育休を取得していらっしゃる先輩もおり、会社としての制度が充実し、出産や育児に対するサポートがしっかりしていると感じているそうです。

エンジニアを目指す学生にメッセージ

Sさんからエンジニアを目指す学生達へのメッセージです。「自分の興味があると思うことには臆せずにチャレンジしていってください。不安なことはたくさんあるかもしれませんが、やりたいと思っているのに挑戦しないと後で後悔するかもしれません。スキルや自信は仕事をしていきながらだんだんとつけていくことができます。困ったことがあれば、1人で悩まず周りに相談してみてください。アルトナーではしっかりとしたサポートもあり、周りの方も丁寧に教えてくれます。まずは自分の興味のあることに挑戦してみてください。応援しています!頑張ってください!」

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