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新卒エンジニア

学生時代に専攻していたのは先端ロボティクス。子供の頃からのロボット好きが高じてエンジニアを目指しました。

K.H.さん(以下:Kさん)が、学生時代に専攻していたのは情報理工学域の先端ロボティクスでした。子供の頃からロボットが好きで、ロボットに関わる仕事に憧れを持っていたKさん。大学でロボットに関して幅広く学ぶことで、さらに興味がわきエンジニアを目指そうと考えました。アルトナーへ入社し様々な製品や工程に関わりながら歩み始めたKさんにオンラインでインタビューさせていただきました。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile

ワイドバリューグループ
機械 K.H.

情報理工学域 先端ロボティクス
2020年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

麻痺した筋肉のリハビリテーション手法である
機能的電気刺激(FES)。
その効果的な電気刺激の探索や比較の研究を行っていました。

K.H.さん(以下:Kさん)が、学生時代に専攻していたのは情報理工学域の先端ロボティクスでした。学んでいたのは、機械を作るために不可欠な学問と言われている「4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)」や材料素材、機構、制御、設計など、機械に関する幅広い分野です。

同時に、Kさんは麻痺した筋肉のリハビリテーション手法に関する研究を行っていました。麻痺した筋肉に電気刺激を与え失われた運動機能を誘発する、機能的電気刺激(FES)と呼ばれているもので、その効果的な電気刺激の探索や比較の研究です。

子供のころからロボットが好きで、
大学でロボットに関して幅広く学びエンジニアを目指しました。

子供のころからロボットが好きで、ロボットに関わる仕事に憧れを持っていたKさん。大学でロボットに関して幅広く学ぶことで、さらに興味がわきエンジニアを目指そうと考えました。しかし、ロボット分野の仕事に憧れてはいたものの、とても裾野の広い分野なので、その時点で具体的にどのような製品に関わりたいという思いがありませんでした。

そこで、今や開発現場では主流とも言える、アウトソーシングエンジニアとして様々な製品や工程に関わりながら歩むことにしたのです。アルトナーに就職を決めたのは、アウトソーシングでの歴史が長く研修やノウハウがより充実していると感じたからだそうです。

研修では、3D、2DのCADツールを学びました。
研修担当スタッフからのアドバイスが印象に残っています。

Kさんはコロナウイルス感染症への対策の一環として、ラーニングセンターと在宅勤務で交互に研修を進めていきます。一般研修では、ビジネスマナーや規則についての学習を多く行いましたが、中でもKさんはビジネスマナーでの言葉遣いが難しかったそうです。研修担当の方を中心に様々な交流をしていく中で、その心構えや事前準備をすることができ助けられたと言います。

基礎研修では、機械設計や板金、樹脂を用いた筐体設計などを学びました。学生時代にKさんは板金の学習をすることがほとんどなかったため、初めて聞く用語などがあり、覚えるのに苦労したそうです。

カスタマイズ研修では、配属先の企業で使われるツールの使い方を学びました。その中でKさんは出社時には3D CADではCATIA、2D CADではAutoCADを用いて図面作成を、在宅勤務時には手描きの製図を進めていたそうです。

3D、2DのCADツールはどちらもKさんが使ったことのないツールだったので、操作方法や他ツールとの差異などを、研修担当スタッフへ個別の質問をしつつ、周囲の仲間ともそれを情報共有しながら学習を進めていったそうです。ツールの操作方法や技術的なこともそうですが、研修担当スタッフから、設計図面は読んでいる人が分かりやすいように整理するようアドバイスを受けたことが印象に残っているそうです。

研修を通してKさんは様々な点で成長できたようですが、中でも一番成長できたと感じているのは、コミュニケーション能力です。限られた時間の中で問題を解決するために様々な人と話し、情報交換することで他者との意思疎通の力を身につけられたそうです。

不安の一方で、配属先で扱う
新しい製品で得られるノウハウや知識に
大きな期待を寄せていました。

Kさんは配属が決まった時、大学や研修で幅広く学んだ知識や、2Dや3Dの設計・研究経験は、仕事に活かせると考えてはいましたが、研修と実際の現場との違いや、そこでどんな知識が必要になるのかなど分からないという不安があったそうです。

一方で、配属先は自身が関わったことのない新しい製品を扱っているので、そこで得られるノウハウや知識には大きな期待を寄せていたそうです。実際の配属先では、周囲の人たちが丁寧にフォローして下さり、始めにあった不安は今は無いそうです。また、配属先にはアルトナーの先輩も在籍しているので、業務について色々と気軽に聞くことができるということと、アルトナーの営業担当とも定期的にコミュニケーションをとっている事も安心に繋がっているようです。

思った通りにできた時、
お客様から「良くできた。」などの言葉をもらった時には、
やりがいや達成感を感じます。

Kさんは現在、配属先に複数ある数人のチームに加わり、ある医療機器製品に対して、その部品が正しく機能しているか、包装仕様に不備がないか、新製品の製造時にそれを移動するためのトレーが必要な寸法を満たしているか、充分な強度があるかなどの評価を主に行っています。

お客様から評価業務の依頼があったら、その評価の計画を設定し実行。結果を主にWordやExcelにまとめて報告書を作成・提出するという業務です。他にもデザイン変更やデザイン設定の依頼もあり、その際は学生時代に授業で学んでいたSolidworksなどで図面作成することもあります。それらが思った通りにできた時や、お客様から「良くできた。」などの言葉をもらった時には、やりがいや達成感を感じるそうです。

当面の目標は、報告を分かりやすく
簡潔に行うことができるようになること。

Kさんの当面の目標は、自身で納得できるレベルまで、報告を分かりやすく簡潔に行うことができるようになることです。研修の際もアドバイスを受けた「一度頭で整理してから報告することが効果的。」ということを念頭に置きながら業務に取り組んでいます。成果の報告も回を重ねるごとに、段々と上手にできるようになっているのを実感しているそうです。

仕事とプライベートの自由な時間を
しっかり別けて考えることの大切さ。

最近のKさんは配属先での新しい動きもあり、忙しくなっているため、ついつい家に帰っても仕事のことを考えてしまうこともあるそうですが、それはプロジェクトの中で、入社前には想像していなかった重要な仕事を担っていることの証でもあると感じています。Kさんは、仕事の休憩時間でも音楽を聴いたりしてリフレッシュするなどの工夫もしています。

エンジニアを目指す学生にメッセージ

Kさんはエンジニアを目指す学生に、何かが今後の役に立ち、何かの縁となるかもしれないので、学生時代には自分の興味のある講義があれば、受けたほうが良いと伝えたいそうです。

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