業務系システムの4つのプロジェクトで、基本設計、詳細設計等を行い、様々な経験を積んでいます。
W.N.さん(以下:Wさん)は現在、自動車販売店の店舗業務支援システムのプログラムを改修する業務を行っています。店舗に来店予約が入っているお客さま情報の管理や、納品物の帳票管理などの改修です。業務系システムは使用する業界・業務が異なるので、その業務の内容や特徴など、基本的なことを調べるなどして学びます。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)
ソフトウェア エンベデッド W.N.
ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学科
2020年新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
小説1ページ分の分量に対する読書時間を用いて、
読者がある時点でどの行を読んでいるのかを検証する研究を行っていました。
Wさんは、大学のソフトウェア情報学部で主にコンピューターの基本的な仕組みを学び、先生から出される課題に対して、プログラミング言語を使用してシステム構築などを行っていました。卒業研究では、小説1ページ分の分量に対する読者の読書時間を用いて、経過時間から読者がある時点でどの行を読んでいるのかを特定できないかという研究を行いました。そのためのシステムを自身で一から構築してデータを収集し、データからシステムの有意性を検証するのです。
アルトナーに入社を決めた理由は3つあります。
Wさんは当時、大学の研究室で開催されたアルトナーの企業説明会で、採用担当者から、技術者派遣という形態の話を初めて聞きました。アルトナーに入社を決めた理由は3つあります。1つは、エンジニアとして様々な現場に携わることができ、そこで多くの技術や知識、プログラミング言語の習得を通じてスキルアップができるということ。2つ目は、アルトナーの研修制度や福利厚生がしっかりしていること。3つ目は、将来的には地元で働きたいと考えていたWさんにとって、魅力的な転職支援制度が用意されていることです。
研修のグループワークでは、課題に対する要件定義も
グループで決めて従業員管理システムを構築しました。
入社後Wさんは、アルトナーのラーニングセンターで、数箇月間研修を受けました。基本情報技術者試験での過去の問題を、グループで話し合い答えを導き出して解答と照らし合わせたり、1つのシステムやプログラムなどをそれぞれ役割を決めてチームで作り上げるグループワークでの研修です。Wさんたちは、与えられた課題に対する要件定義からグループで決めて従業員管理システムを構築したそうです。研修で分からないことは、研修担当者に気軽に質問できる環境があったことが印象に残っているそうです。
現在、自動車販売店の総合的な店舗業務支援システムの
プログラムを改修する業務を行っています。
Wさんは現在、自動車販売店の総合的な店舗業務支援システムのプログラムを改修する業務を行っています。店舗に来店予約が入っているお客さま情報の管理や、納品物の帳票管理などの改修です。Wさんの業務内容は、一般的にはエンハンス対応と言って、既存システムへの機能の追加や、性能向上のための仕組みの改修、運用後のトラブルへの対応・保守などの開発業務にあたります。
これまでにも、保険の基幹システムのテストや保守対応、店舗の会計システムプログラムの機能改修、一から構築するコンビニの会計システムの基本設計と詳細設計など、業務系システムの3つのプロジェクトに携わる経験を経て現在に至ります。
どの業務系システムも使用する業界・業務が異なるので、プロジェクトに入ると、まず初日にその業務の内容や特徴など、重要なことを配属先の方からアドバイスを受けるため、それに従って基本的なことを自分で調べて学びます。例えば保険に関するシステムであれば、保険の流れなどを勉強します。
困った状態になった時には1人で抱え込まずに、
周りの方に相談するように心がけています。
プログラミングで使用するフレームワークや、システムを使用する業界・業務の知識はプロジェクトごとに異なりますが、初期に学んだ基礎知識が後のプロジェクトに活かせることにやりがいを感じるそうです。また、月に一度はアルトナーが実施している研修やオンラインセミナーに参加して、知識を吸収するようにしているそうです。それでも、新たなプロジェクトでは読むことが困難なプログラムのコードがあり、配属先の方に何度も相談しながら改修を進めることもあるそうです。
Wさんは学生時代、分からなかったり困ったことがあっても、周りに頼らずに1人で頑張るばかりで、結局何も解決できなかったという経験から、困った状態になった時には1人で抱え込まずに周りの方に相談するように心がけているのです。アルトナーでは業務上で困ったことなどを気軽に相談できるチーフがついてくれるサポート体制があり、働きやすいと感じているそうです。
Wさんは、プロジェクトの上流工程で、データを整理したりすることが得意なので、それを伸ばしつつ、現場で触れるプログラミングコードの読解力を高めていき、自身で一通り読み解ける技術力を持ったエンジニアになることが目標です。
エンジニアを目指す学生にメッセージ
Wさんからエンジニアを目指す学生達へのメッセージです。「就職活動の中でも面接は難しいという認識がありますが、誇張表現などをあまりせずに自身の考えを素直に伝え、誠実に面接担当者からの質問に答えていただければ問題ないかと思います。自分の考えを素直に伝えることは、現場で働くときでも大切なことです。」