アルトナー女子会 vol.01》女性が少ない業界・職業だからこそ、活躍できる場所はたくさんある!
仕事のコト、毎日のコト。話そう、アルトナー女子会
モノづくりの最前線を担うエンジニアの世界でも、女性がいきいきと活躍する時代。
Profile
ワイドバリューグループ機械 T.A.
工学デザイン専攻
2005年キャリア入社
【現在の配属先顧客企業と担当製品】大手自動車メーカーの開発センターで、電気自動車の開発。
ハイバリューグループ
ソフトウェア モデルベース K.Y.
情報システム科専攻
2015年キャリア入社
【現在の配属先顧客企業と担当製品】半導体露光装置ベンダーで、装置ログの解析ソフトの開発。
男性が多い職場だけど、頑張った分だけ
評価してもらえるし、男女の垣根はなし。
皆さん、エンジニアとして異なる業務領域で活躍されていますね。
T.A.(以下:T) 私はアルトナーに入社後、一貫して先行車両開発に携わってきました。 K.Y.(以下:K) 私は、半導体露光装置を手がけるベンダーで、装置周辺ソフトのひとつである装置ログの解析ソフトを開発しています。
T 男性が多い職場ですよね。私の部署は人員が90名いて、そのうち女性は15人前後です。Kさんの職場はどうですか?
K 私の部署はエンジニアが16名いて、女性は2人です。男性が多い職場で、女性として不便を感じることはありますか?
T職場で自分が女性であることを意識することはありません。実力を正当に評価してくれるので、そもそも男女にこだわる必要がないですから。
女性エンジニアであることが強みと感じることはありますか?
T 新機種車の提案の一環として、車の内・外装を手がけるデザイン領域の方々と関わる場面では、女性らしい感性が大切だと思うことが多いですし、未来形の車両像やレイアウト考案、ショーカー的な試作車製作でも、女性ならではの繊細さや発想力が欠かせないと思っています。 K 私も設計開発の仕事は、細かな部分への気づきや配慮が重要だと感じています。一方で、部署外の人と交流を深める機会を自ら作っていくことも、男女を問わず大事ですよね。私は2年目を迎えて、手がけているもののカタチが見えてきたので、すごく毎日が刺激的だと感じています。
T 仕事のワクワク感は、パワーの源ですよね。私も必然的に現場やユーザの反応に触れる機会も多いので、お客様の喜びの声がいちばんの励みですから。
K 女性ならではの想像力&創造力が設計開発に反映されることは多いですし、インターフェイスやユーザビリティも、女性独自の繊細さが重要な役割を果たすことが多い。いま以上に力を発揮して、会社やお客様に喜ばれる製品づくりに邁進したいですね。
エンジニアとしても、人としても、知見が深まる
研修制度など、アルトナーには魅力がいっぱい!
アルトナーに入社した理由は何ですか?
K 私がアルトナーを選んだ理由は、研修制度が充実していたことです。
T 私も、アルトナーに入社した最大の決め手は研修制度でした。アルトナーの研修はジャンルを問わず様々な業界の方からお話が聞けるので、知的欲求が満たされるんです。最先端分野で活躍されている方が客員講師を務めるセミナーも多く開催され、最近はビジネス英会話のセミナーも人気みたいですよ。
K 私は入社前、ハワイの大学でコンピュータ・サイエンス関連のプログラミングやシステム設計を学んでいました。そのおかげでビジネス英会話や解説書を読むことに不自由は感じませんが、グローバル化にともなって技術に国境がなくなってきているいま、英語力はエンジニアに必須のスキルだと感じることは多いですね。
T アルトナーの研修制度は、自分が興味を持った講座を月に数回、週に何時間といった感じでフレキシブルに選択できるのがうれしいところです。育休前は研修制度を活用していましたが、今は子どもの習い事や学校行事で参加できていません。でも、将来はまた、研修制度を利用してステップアップをしていきたいと思います。 新技術や新しいツールが世の中に出てきたとき、第一線で活躍する講師が最新情報をレクチャーしてくれる機会はあまりないので、私たちはとても恵まれていると思います。
女性エンジニアであることに、悩んだことはありますか?
K 私は一人ひとりに適した顧客企業を紹介してくれる会社がアルトナーだと思っています。最初は「やっていけるかな?」って不安を抱いていても、配属先では自分の予想以上の実力を発揮できた人も多いみたいです。
T それってたぶん、個々の適性や希望を把握したうえで、配属先を取捨選択してくれるうえに、ひとつの派遣業務が終了しても雇用関係が継続する安心感があるからでしょうね。
結婚・育児も経験したい、エンジニアとしての
夢や目標も追い続けていきたい。
将来の目標、手がけてみたい製品はありますか?
K 最近は話題のAI(人工知能)を活用した夢を思い描くようになりました。
T それはどんな夢ですか?
K 発展途上国で地雷被害に遭った方や、障がいをもつ方用の電気義手の開発です。現在主流の義手(手指腕の義肢)は昔のものと比べて著しく進化しているのですが、一方で「電動ハンドのモーター音が大きい、反応が遅い、繊細な動作ができない」といった課題も抱えています。例えば人体では「食べたい」と思うと、その欲求を満たすために脳から手や指に電気信号が送られ、その信号によって「物を食べる」ことができます。逆に足にケガをしたとき、その痛みは足から脳に電気信号で送られます。この仕組みを活用することで、脳が欲する繊細な動きを実現させる電気義手を開発したいな、と思っています。
T すごい、ぜひ実現してほしい!
K そのためには勉強しなくちゃいけないことが多いので大変です(笑)。電気義手は、スマホやカメラなどに使われる半導体露光装置のICチップを扱う中で、いろいろな可能性を考えるようになっていったんです。
T 細かな仕事の中から、大きな着想が生まれたんですね。
K 半導体やICチップ自体はとても小さなものですが、ICチップを作る機械の一連の流れを構築すると、バスケットコートくらいの大きさになるんですよ。
T スケールが大きいんですね。私も未来を見据えた自動車の先行開発に関わっていますが、私たちの仕事が世の中を変えていくって考えると責任は重いですよね。
ライフプランについてお聞きします。
T 将来は結婚して子どもを生むという目標も設定していますか?
K 私は恋愛の時間を勉強に充てたい……。だからいまは恋愛や結婚に興味がなくて、開発業務の世界動向や第一線で活躍している方の話や論文に目を通すことに、時間を割くようにしています。最大の悩みは「もっと時間が欲しい!」ってことかな。
T 私はアルトナー入社3年目に第一子を出産して育児休暇(育休)に入ったんです。保育園の時期の子どもは具合が急変することが多く、育休明けに1カ月あまり横浜事業所に勤務させもらいました。加えて、育休後、子どもが小学校に上がるまで使える看護休暇があったので、すごく助かりました。そういう意味でもアルトナーの社員であることに大きな安心感がありました。
K 育休後に復帰する際、不安はなかったですか?
T 育休明けに配属先を探す際も、会社や営業の方が子育てと並行して設計開発ができる案件を一生懸命探してくれましたし、配属先も育児についての理解が高かったので、問題なく働き続けることができました。「我慢した」「つらかった」という記憶はないですよ。
「なりたいエンジニアになれる」アルトナーで、
自己実現を成し遂げてください!
最後に、エンジニアを目指す理系女子の方々にメッセージを。
K 「気になったこと」「やってみたいこと」はなんでも、目指す技術領域に関係ないことでも、学生時代はとりあえずやってみてください。逆に「やりたくないけど、やらなければならないこと」からも逃げないクセをつけておいてください。
それぞれの経験から感じ取ることや学び取ることは、皆さんの人間力を増して、考え方や物の見方を豊かにしてくれると思います。
Do not give up nor run away from what you are doing. And, keep trying until you attain your life time goal.
T 子どもも手がかからなくなってきましたので、私はこれから自分磨きに注力したいと思っています。いまの私があるのは結婚、妊娠、育児といった人生の節目でアルトナーがサポートしてくれたから。アルトナーは、お客様に信頼されるエンジニアになるための上位資格を取得する制度も充実しています。自分の適性や希望にそった仕事に就きたい、実力を発揮したいと考えている人にこそ、アルトナーはオススメの会社です。興味を持たれた方は一度先輩の話を聞いてみては?小さなことでも遠慮せずに質問してみることが、理想のエンジニアに近づく第一歩になる。私はそう思っています。
お2人ともお忙しい中、ありがとうございました。