転職支援制度は「エンジニアサポートカンパニー」を体現するアルトナーならではの仕組みです。
エンジニアのキャリアプランの幅を広げるアルトナーの転職支援制度。キャリアに悩むエンジニアに日々向き合っているのが、人財紹介グループのMさんです。相談に来たエンジニアとは対面で向き合い、悩みに丁寧に寄り添うことを大切にしています。そんなMさんに、転職支援制度の概要や成果、どんなサポートを行っているのかを詳しくうかがいました。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

エンジニアエージェンシー事業本部
人財紹介グループ M.H.
30代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
制度を通じて、これまで94社への転職が実現しました

アルトナーの転職支援制度は、エンジニアの「転職したい」という意思を尊重し、会社が正面からサポートする仕組みです。転職先は現在配属されている企業の場合もあれば、全く異なる業種・企業にチャレンジするケースもあります。また、家庭の事情によるI・Uターン転職を実現させたエンジニアもいらっしゃいます。
転職支援制度は2013年にスタートしました。以来10年以上継続してエンジニアのキャリアをサポートする安心材料として機能しています。「スキルのあるエンジニアには、より広い舞台で活躍して欲しい」という考えが重視され、制度として整えられました。
紹介先の企業は、自動車・電子機器・半導体・ITなど幅広い分野に及び、これまでに94社の転職実績があります。制度を利用して転職したエンジニアは年々増加しており、2024年度は27名が新たなキャリアに踏み出しました。
転職支援制度は「今の配属先で経験を積むべきか」「将来的にどの業界を目指せるのか」といった漠然とした不安に対しても気軽に話ができる場となっており、転職を考えていなくてもキャリア全般について安心して相談ができる仕組みです。即戦力としての転職だけではなく、キャリアを見つめ直す入り口としても活用されています。
面接練習からエンジニアのための新規企業開拓まで幅広いサポートを行っています

Mさん自身も転職を経験し、中途採用でアルトナーに入社しています。前職では医療機器メーカーの営業として病院やクリニックを訪問して新製品の提案や導入後のフォローを行っていました。その中で、「よりユーザーに近い立場で、人の役に立てる仕事がしたい」と考えるようになったといいます。転職活動をする中で「エンジニアの希望を尊重し、キャリアを支援する」というアルトナーの転職支援制度に共感し、自身もその仕組みを支える側として関わりたいと感じて入社を決意しました。現在は制度の運用を担う立場として、多くのエンジニアのキャリアに寄り添っています。
現在Mさんは、キャリア相談から履歴書・職務経歴書の添削、面接練習、企業との調整や契約まで幅広いサポートを一貫して担っています。登録したエンジニアとは直接顔を合わせることを大切にしており、遠方であっても足を運びます。一人一人丁寧に耳を傾けて悩みの根本を探り、その人に合った進め方を一緒に考えていきます。
面談は平日の定時後や休日に行うことが多く、日中は書類の添削やお客様とのやり取り、契約に関する業務を進めています。エンジニアに新たな選択肢を提供できるよう、新規紹介先の開拓にも力を入れており、候補企業を調査したうえで人財の受け入れを打診します。制度の趣旨を説明するために、東北や九州といった遠方の企業に足を運ぶこともあるそうです。
また、エンジニアにより適切なアドバイスができるよう、Mさん自身も技術トレンドや業界動向を常に学び続けています。こうした日々の積み重ねが、オーダーメイドで満足度の高い転職サポートを可能にしています。
人生の岐路に立ち会い、その一歩を後押しできることがやりがいです

Mさんのやりがいは、転職活動を通してエンジニアの成長が感じられることです。あるエンジニアは最初の面接練習で受け答えに詰まり自信のなさが目立っていましたが、練習を重ねる中で大きく変化していきました。Mさんからのアドバイスをノートにぎっしりと書き込んでいる姿には、感動したそうです。受け答えだけではなく、姿勢や目線、身だしなみなどのアドバイスの成果もあり、面接したお客様から、元々苦手としていたコミュニケーション力が評価され、見事内定を獲得した事例もあります。
また、周囲の温かい後押しもMさんの大きな力になっています。転職が決まったあるエンジニアが営業担当者から「がんばってくださいね!」と笑顔で送り出されたことに感激し、「アルトナーって良い会社ですね!」とわざわざ連絡をくれたそうです。Mさんもまた、転職支援制度の価値を理解してくれる社員がいることや、晴れやかな気持ちで新たな道に進むエンジニアを見て大きな喜びを感じたといいます。
転職支援制度は「エンジニア・お客様・アルトナー」三方よしの制度です

転職支援制度については「せっかく育てた人財を他社に出してしまうのはアルトナーにとってマイナスではないか?」という声も寄せられます。Mさんは、確かに短期的には人員が減るため会社にとってマイナスに見える側面もあるものの、中長期的に見れば大きなプラスにつながると話します。
転職したエンジニアが新しい職場で高く評価され、「アルトナー出身のエンジニアは優秀だ」という評判が広がった事例もあります。その結果、新たな派遣依頼に繋がることや、取り引きが拡大したケースもあります。さらに、転職先で昇進した元社員が発注側の立場となり、アルトナーに声をかけてくれることもあるそうです。転職支援制度は単に人財を送り出すだけでなく、人や企業との長期的な信頼関係の強化に貢献しているとMさんは考えています。
特に配属先への転職をされる場合、転職支援制度はエンジニアとお客様、双方にとって大きなメリットをもたらします。エンジニアにとっては、すでに配属先で働いている現場や職場の雰囲気を知ったうえで転職できるため、入社後のギャップが少なく安心して挑戦できます。一方、お客様側にとっても、実際の現場で働く姿を通じてエンジニアのスキルや人柄を見極められるため、採用リスクを抑えつつ即戦力を迎え入れられる利点があります。
転職支援制度を理由にアルトナーに入社する人も増加しています

転職支援制度は、採用活動においても大きなプラスになっています。アウトソーシングの働き方に対して「安定性が不安」というイメージを持つ学生や親御さんは少なくありませんが、「配属先でスキルを積めるうえ、将来転職を希望すれば会社が支援する」という仕組みは非常に珍しく、かつ魅力的です。企業説明会では転職支援制度に対する学生の反応が目に見えて良く、制度をきっかけに入社を決める新入社員も増えています。
さらに、営業活動においても制度の効果は広がっています。新規企業へのアプローチの際に「派遣だけでなく、人財紹介という形でも支援できます」と伝えることで受け入れの間口が広がり、新しい取り引きにつながることがあります。制度への関心をきっかけに相談を受けるケースも増えており、組織全体にも良い影響を与えています。
このように、転職支援制度はエンジニアのキャリアはもちろん、採用力の強化や企業との関係構築など、多方面に価値を発揮する仕組みです。Mさんは、転職支援制度を「エンジニア・お客様・アルトナー」の三方よしの制度だと語ります。今後はより多くの社員に制度を利用してもらうことが目標です。平行して、エンジニアとお客様の橋渡しをすることでアルトナーのブランド力向上や長期的に見た利益拡大に貢献したいと思っています。
Mさんからのメッセージ
今や転職は特別なことではなく、キャリアの選択肢の1つです。アルトナーの転職支援制度は会社が正面からサポートしているため、制度を利用しても不利益が生じることは一切ありません。また、転職の意思が配属先や他のエンジニアなどに漏れることもありません。
キャリアに迷ったときや将来が不安になったとき、まずは気軽に声をかけてください。転職をするかどうかはその後で考えれば大丈夫です。安心して次のステップに進めるよう、私たちが全力でサポートしていきます。