【第3回】オートマ車のトランスミッションモデル設計を学んでいます

Profile
研修カリキュラム:ハイバリューグループ
電気・電子 F.H.

総合基礎科学研究科 相関理化学専攻
2025年 新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
こんにちは! Fです。

今回は、今受講しているカスタマイズ研修についてや、見えてきた課題についてお話ししたいと思います。

基礎研修修了試験を受けてみて

5月頭に基礎研修の修了試験がありました。基礎研修修了試験では、研修で深く触れなかったプラスアルファの知識まで試験の範囲に含まれていたので、正直なところ簡単ではなかったです。基礎だけでなく、応用問題に対応するためには、与えられた範囲だけでなく周辺知識まで積極的に学ぶ姿勢が重要だと痛感しました。
修了試験が終わってからも、苦手な問題を繰り返し解き直し理解を深めるように努めました。おそらく全体で3~4回は解き直しや考え直しをしたと思います。

カスタマイズ研修では業務直結の学びと新たな発見があります

基礎研修終了後、いよいよカスタマイズ研修が始まりました。私の配属先は自動車メーカーを予定しているので、研修では自動車の車両モデル設計を行っています。オートマ車のトランスミッションモデル設計が中心です。Simulinkというツールを用いて、具体的なモデル設計を進めています。

基礎研修とは異なり、カスタマイズ研修はより実際の業務に直結した内容です。自動車に関する専門知識が全くない状態からのスタートなので最初は戸惑いもありましたが、資料を読み込んだり、自動車に詳しい同期に積極的に質問したりしながら、日々新しい知識を吸収しています。

同期との議論も非常に刺激的です。例えば、車のギアチェンジの仕組みについて、モデル上ではこうなるけれど、実際の走行中にその操作をしたらどうなるか? 安全性は? といった実践的な視点で話し合います。同じ目標に向かって学ぶ同期から、多くの気づきを得ています。レベルの高い同期に囲まれ、日々刺激を受けながら成長を実感しています。

新たな目標に向かって頑張ります

カスタマイズ研修を通して、自分の中でいくつかの課題や目標が見えてきました。

1つ目は「視野を広く持つこと」。私は、与えられた課題に対して、自分の考えや答えを出すと満足してしまう傾向があります。そこからさらに知識を広げたり応用したりすることが苦手だと感じています。今後は、与えられた範囲だけでなく、全体像を捉え関連する知識を積極的に学んでいきたいです。

2つ目は「機械的な動きを想像する力を身に付ける」です。自分の技術分野が電気・電子ということもあり、複数の要素が組み合わさった機械全体の動きをイメージするのが得意ではありません。同期との議論などから様々な視点を取り入れ、この想像力を養っていきたいと考えています。

エンジニアとしての幅を広げることを楽しみたいです

今のカスタマイズ研修内容は、電気・電子の知識だけでなく、ソフトウェアの知識も必要だと感じています。もともと大学時代の研究内容がソフトウェア寄りだったので、研修の内容としては基礎研修よりもカスタマイズ研修の方が頭に入ってきやすいです。技術分野にあまりこだわりを持たずに、様々な分野を学ぶことを楽しむ意識で取り組んでいます。

カスタマイズ研修で新たな学びを得る日々はとても充実しています。
エンジニアとしてのスタートラインに立ったばかりですが、この学びの機会を最大限に活かし、成長していきたいです!
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