多様な配属先での経験を糧に、柔軟な対応力と課題解決力を磨いてきました

理系分野への関心から数学を専攻し、現在はソフトウェア領域のエンジニアとして活躍するOさん。複数の業界・プロジェクトを経験する中で、環境の変化に対応しながら課題解決力を磨いてきました。今回はOさんに、現在の仕事への向き合い方やエキスパート補佐としての視点、チームとの関わり方をうかがいました。(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

Profile
ハイバリューグループ
ソフトウェア エキスパート補佐 O.A.

理学部 数学科
2020年新卒入社 30代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉

数学で鍛えられた「定義を明確に捉える意識」が仕事にも役立っています

幼少期から理系職業に憧れがあったというOさん。大学入学当初は水産学を学んでいましたが、次第に数学をより深く学びたいという思いから、大学3年次に理学部数学科へ編入しました。

理学部では位相幾何学を専攻し、2つの結び目のホモトピー同値について研究しました。研究を通じて、定義を起点に論理を組み立てる姿勢を身に付けました。

数学の世界では定義がすべての前提であり、定義が曖昧なままではその先の議論も成り立ちません。Oさんはエンジニアとして働く中で、業務における定義がお互いに合っているのかどうか確認することを大切にしています。小さな認識の違和感に気づけるのは、数学科で鍛えられた定義を明確に捉える力だとOさんは考えています。そうした姿勢が、業務の質やコミュニケーションの精度向上にもつながっています。

クリエイティブなモノづくりの一端を担いたいと思いエンジニアを目指しました

Oさんがエンジニアを目指すきっかけとなったのは、いわゆるGAFAと呼ばれる巨大IT企業が、数学や物理のバックグラウンドを持つ人財をエンジニアとして採用し、クリエイティブなモノづくりに取り組んでいることを知ったことでした。

エンジニアにも様々な分野がありますが、Oさんが志向していたのは、「1つのプロダクトに責任を持って関わる仕事」でした。機能を設計し、形にしていく。そのプロセスそのものに、Oさんは「クリエイティブなモノづくり」の魅力を感じていたといいます。数学科で培った論理的思考力を活かし、プロダクトをつくることで世の中に価値を提供したいという思いが、次第にOさんの中で強まっていったといいます。

様々な現場で経験を重ねる中で柔軟な対応力が身に付きました

Oさんはこれまで、複数の配属先を経験してきました。

1社目の配属先であるシステムインテグレーターでは、倉庫ピッキング業務効率化システムや生命保険会社向けの審査システム、自動車ディーラー向けの工程管理システムに並行して携わりました。保守運用からテスト、さらに詳細設計やコーディングまで、幅広い工程を経験しました。

数学科を卒業したOさんにとって、入社当初はプログラミング経験やコンピューターに関する知識も少ない状態からのスタートでした。加えて、プロジェクトごとに求められる技術が異なるため、その都度新しい知識をキャッチアップしていく必要があり、苦労することも多かったといいます。実務で発生するエラーや不具合に対し、調べ、試し、解決するというサイクルを繰り返しながら、知識とスキルを積み上げていきました。

2社目では、鉄鋼・非鉄・金属系のメーカーへと配属され、電気自動車向け充放電器の制御プログラム開発と評価業務に携わりました。
実機を扱いながらプロダクト開発を進める環境に身を置いたOさんは「まさに自分がやりたいと思っていた仕事だった」と振り返ります。

実機を用いた開発では、ソフトウェアだけでなく、電気・電子や機械といった他領域との連携が不可欠です。不具合の原因も1つではなく、複数の要因が絡み合う中でどこに原因があるのかを多角的に考える必要があります。また、異なる技術領域のメンバーと連携しながら開発を進めることで、ソフトウェアだけでなく他領域も踏まえて物事を考える視点が養われました。

3社目となる現在は、自動車メーカーで車載アプリケーションの静的解析や単体テスト自動化などのツール導入と自動化業務に携わっています。これまでソフトウェア領域で培った経験を活かしながら、品質向上に取り組んでいます。

Oさんはこうした複数の配属先や異なるプロジェクトでの経験を通じて、環境変化への柔軟な対応力が身に付きました。また、多様な関係者と関わることで、信頼関係構築の工夫や対応の引き出しが増えたと語っています。

自分の成長を加速するためハイバリューグループへ挑戦しました

多様な現場で経験を積む中で、Oさんの1つの転機となったのが、ワイドバリューグループからハイバリューグループへの異動です。

きっかけは、ハイバリューグループのメンバーと関わる機会があったことでした。高い専門性を持ち、主体的に仕事に取り組む姿勢に触れ、自身もその環境で成長したいと考えるようになり社内公募制度を利用しました。
より高いレベルが求められる環境に身を置くことで、自身の成長をさらに加速させたいという思いがあったといいます。

Oさんが業務の中でやりがいを感じるのは、課題を自分の力で解決できたときです。不具合に対して、どこに原因があるのか仮説を立てながら検証を重ねていく作業は、時には数日かけて考え続けることもあります。最終的に原因を突き止め、解決に至ったときには大きな達成感があるというOさん。改めて、自分はモノづくりが好きだと実感する瞬間でもあるといいます。

また、開発したプロダクトを実際に使ってもらい、フィードバックを得られることもやりがいの1つです。ユーザーの視点に触れることで新たな気づきが得られ、次の改善や新たな仕事へのモチベーションにつながっています。

楽しく学び続けられる環境に感謝しています

エンジニアとしての成長を支えているのは、アルトナーの環境も大きいとOさんはいいます。

Oさんはこれまで、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験に合格するなど、継続的に学びを重ねてきました。同僚や先輩と勉強会を開き、試験後には懇親会も行うなど、楽しみながら学び続けられる環境に支えられて成長できていると実感しています。

現在は、TOEICの点数向上や統計検定準1級、ネットワークスペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験といった高度資格の取得を目指しており、現在も準備を進めています。
今後はハードウェアの資格取得も視野に入れながら、自身の領域を広げていくことでより価値のあるモノづくりに関わっていきたいと、今後の展望を語ってくれました。

アルトナーの社員としてつながる意識を大切にしています

Oさんは現在、エキスパート補佐として、後輩や同僚のフォローにも関わっています。
配属先ではアルトナーの社員と常に一緒に働いているわけではなく、一部には請負・受託グループのメンバーも含まれるなど、働く環境は一人一人異なります。

そうした中でOさんが意識しているのが、チームのメンバーが安心して力を発揮できる環境づくりです。業務で活用できる有益な情報発信はもちろん、メンバーへの感謝の言葉も積極的に伝え、精神面でもフォローするよう心がけています。
チームやお客様のためという視点を大切にしながら、仲間と共に成長できる環境を作りたいとOさんは語ってくれました。5年後にはメンバー育成を通じて新たなエキスパートやエキスパート補佐を輩出し、チーム力の底上げを図りたいと語っています。

エンジニアを目指す方へのメッセージ

エンジニアの仕事は、一人ではなくチームで進めていく場面が多くあります。だからこそ、「誰かのために」という視点を持ちながら、チームで価値を生み出せるエンジニアを目指して欲しいです。

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