入社から現在6年目。同期や職場の人を大切にしながら、円滑に業務を進めるべく日々楽しく頑張っています。
Y.H.さん(以下:Yさん)は現在、アルトナーのハイバリューグループに所属しており、自動車の自動運転技術開発に携わっています。自身の生活を楽にするものを作りたいという思いが、エンジニアを志したきっかけだったというYさん。大学院で学んだ電気・電子系の知識や、研究室で経験した英語でのコミュニケーションが現在の仕事でも役立っています。
(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

ソフトウェア モデルベース Y.H.
大学院情報科学研究科 生命人間情報科学専攻
2019年 新卒入社 20代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
「自分の生活を楽にしたい」という思いがエンジニアの道に進むきっかけになりました。
Yさんは学生時代、情報エレクトロニクス学科の生体情報コースを専攻していました。エンジニアを目指し始めた最初のきっかけは、学生時代に人工光合成の研究をしていたことだといいます。「寝っ転がって日差しを浴びているだけで植物のようにエネルギーを生成して満腹になれたらいいな」という考えから、大学では人工光合成についての研究を開始しました。
Yさんが学んだ情報エレクトロニクス学科の生体情報コースは、生物系の研究をしながらも電気・電子系も学べる環境でした。大学院進学時には電気・電子系の試験を受け、そこで得た知識が現在の仕事にも活かされています。研究の中で身に付けた知識と「自分の生活を楽にしたい」という思いがエンジニアの道に進むきっかけとなりました。

新卒ブログの担当から5年、当時のことを改めて思い出すと懐かしい気持ちでいっぱいです。
Yさんは2019年の入社当時、アルトナーのWebオウンドメディア「ARTNER Magazine」の企画で「新卒ブログ」を担当しました。当時、執筆依頼を受けたYさんは「なぜ自分が…?」と驚きながらも、新社会人でありながら「後輩のために」と気持ちを熱くしたことを思い出したといいます。今回、再インタビューにあたり、もう一度、5年前のブログを読み返していただきました。Yさんは、「同期と共に研修を頑張った」と書かれたブログの言葉から、お互いの存在が励みになっていたことを語ってくださいました。入社当時、配属先が近かった同期がいたことが励みになっていたようで、現在もつながりがあり、かけがえのない存在になっているそうです。

同期の存在が励みになっていました
配属前のカスタマイズ研修のおかげで実際の現場での理解が深まりました。
配属前に実施されたカスタマイズ研修で研修担当者から教わったことや、同期と協力しながら楽しく研修に取り組めたことは、いい思い出として残っているというYさん。特に、自動車のセンサーの特徴について学んだことは、後の実務で役立ちました。配属当時は研修とは全く違う実際の現場にとまどうこともありましたが、周りの人を大切にしながら円滑に仕事を進めるにはどうしたらいいかを考え、日々楽しく頑張っています。
一人では乗り越えられない壁も、上司や先輩、同期の助けがあって乗り越えてきました。当時の上司が設けてくださった勉強会のおかげで、無事E資格に合格できたことが印象に残っています。
配属前の研修はもちろんのこと、アルトナーにはエンジニアのスキルアップを支援する制度が整っています。Yさんは印象深いエピソードとして、直属の上司(エキスパート)からのE資格(※)取得のサポートを挙げてくださいました。当時、同時期に受験するメンバーのために上司が勉強会を設けてくださり、教材の読み合わせや試験前の復習をサポートしてくれました。試験中も「あの時深堀りしたところだ…」と思い出すこともあったというYさん。上司のサポートのおかげでさらに知識を定着できたといいます。「1人で挑んでいたら絶対に乗り越えられなかった。この勉強会が合格につながった」とYさんは振り返ります。

業務面だけでなく、配属先の先輩には非常にお世話になっていると語るYさん。働いている部署が離れていても、飲み会に誘っていただくことや、プライベートでも相談に乗ってもらえることがストレス解消の1つになっています。
※E資格…ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定するもの
自分が関わっている製品に直接触れて、モノづくりを肌で感じられることが楽しさとやりがいにつながっています。

Yさんは現在、自動車の自動運転に関わる業務に携わっています。走行データの取得から解析、ソフトウェアの作成まで幅広い業務を担当。「実際に車に触れられるため、自分がどんなモノづくりに関わっているのか肌で感じやすい」と、現在の業務に楽しさとやりがいを感じています。
自動運転技術の開発は、常に新しい技術が生まれる先進的な分野である一方、大きな責任を伴うため、テスト工程が多く発生します。Yさんも、実車でのテスト頻度が増え忙しさが増す時期があり、苦労を経験しました。テスト中のトラブルはスケジュールに遅れを生じさせてしまうため、一人一人の責任は重大です。
そのような状況下でYさんが最も心がけているのは徹底した事前準備とその準備に対する責任を持つことです。どんなに忙しい状況でも必ず時間を作り事前確認を徹底し、トラブル発生を未然に防ぐ努力を続けました。事前にトラブルの原因となりうる箇所を洗い出し、動作確認をしっかり行うことでスムーズなテストの実行に成功。その結果、再テストなどの無駄な工数を削減し、結果的には業務を円滑に進められるようになりました。特に、新型コロナウイルス感染症の影響でチームの半分が自宅待機になった時でも、大きなトラブルなく乗り切ることができたときに自身の成長を感じ、周りからも信頼を得られたことで更なるやりがいを感じられたと語ります。
エンジニアが安心して働ける企業を選んでくれるところがアルトナーの魅力です。
Yさんはアルトナーの魅力について、配属先が経営戦略と業務環境のしっかりした企業であることを挙げています。また、給料や評価を上げるために必要な資格やスキル取得という明確な目標が示されていることも魅力に感じています。ただ毎日の業務をこなすだけでなく、スキルを身に付け自分自身の強みを持つことは自信につながるとともに、業務へのモチベーションも上がります。
今後の明確なキャリアプランは決めていないものの「この人に仕事を任せれば間違いない」と思われるような、幅広い知識を持ったエンジニアを目指しているYさん。そのためには、意識して知識を増やすことや、新たな資格取得に向けて努力することが必要だと考えています。今後、さらに経験を積み、高単価な仕事で会社に貢献できるエンジニアへと成長していきたいと語っています。
学生時代に身に付けた英会話のおかげで海外企業とのやりとりも問題なくできています。

学生時代は留学生の多い研究室だったため、英語でのコミュニケーションに慣れていたというYさん。現在のグローバルな仕事環境でも英会話スキルがとても役立っています。海外企業との会議やメールのやり取りの際にも問題なく意思疎通できているのは、学生のうちから英語に慣れていたことが大きいと語ります。Yさんは入社後、TOEIC620点を達成しました。時間のある学生時代にこそ、英会話や洋画・海外ストリーマーの配信などの英語に触れるコンテンツから興味が湧いたものに挑戦し、英語に慣れておくことが大切だと感じています。
社会人になってから興味を持ったフルマラソン。プライベートの時間が確保できるので、しっかり走り込みもしています。
Yさんは、2022年から始めたランニングに熱中しています。きっかけは、配属先の社長がホノルルマラソンに参加しているという話を聞いたことでした。フルマラソンへの挑戦を目標に、長時間の走り込みを行うようになり、2024年には東京マラソンと横浜マラソンを完走しました。
研修を共にした同期とは配属先が離れてしまったことで寂しい思いもしましたが、今ではマラソンに参加するために家に泊めてもらうこともあり、プライベートでの関りも支えになっています。

土日休みはもちろん、GWやお盆、年末年始などの長期休暇もしっかり取得できるため、地元の友人と旅行に行くこともあり、プライベートは充実しています。
エンジニアを目指す方へのメッセージ。

やりたいことや目標が決まるまでは、目の前のことや今できることを頑張ってください。いつかやりたいことが決まったとき、今までの努力が大きな力になるはずです!