人とのつながりの大切さを、マラソンを通じて実感しています
現在自動車メーカーで、車載アプリケーションの解析やテスト自動化ツールの導入に携わっているOさん。これまで、システムインテグレーターや鉄鋼・非鉄・金属系のメーカーなど複数の配属先で経験を積み、ソフトウェアだけでなく他領域とも連携しながら、幅広い開発業務に携わってきました。忙しい日々の中でもOさんが大切にしているのは、オフの時間に体を動かすことです。
その中でも継続しているのがマラソン。走ることはOさんにとってリフレッシュの時間であると同時に、新たな気づきを得る大切な時間にもなっています。今回は、趣味の時間が仕事に与える良い影響や仲間とのつながり、マラソンとエンジニアの仕事に共通する考え方をうかがいました。(取材・記事執筆:アルトナー取材班)

ソフトウェア エキスパート補佐 O.A.
理学部 数学科
2020年新卒入社 30代
〈役職・年齢・業務内容等は取材時のものとなります。〉
同級生に誘われたことがきっかけでマラソンを始めました

マラソンを始めたきっかけは、高校時代の同級生からの誘いでした。
久しぶりに再会した際、同級生がマラソンを続けているという話を聞き、「一緒に大会に出てみないか」と声をかけられたといいます。
Oさんは中学時代にバスケットボールの経験はあったものの、マラソンは初挑戦。不安も少なくありませんでしたが、「せっかくなら一度挑戦してみよう」と参加を決めました。
想像以上にきつかったですが、また走りたいと思える経験でした

初めて出場した金沢マラソンが印象に残っているとOさんは語ります。
同級生は「4時間ほどで走れる」と話していましたが、実際に走ってみるとその差は大きく、Oさんの初フルマラソンは6時間を超える結果となりました。
「心肺機能よりも、とにかく足がきつかった」と振り返るOさん。20kmを過ぎたあたりから徐々にペースが落ち始め、30km地点では足が動かなくなるほどの状態に。歩くことさえつらく、「早く終わって欲しい」と感じながら歩いたり走ったりを続けていたといいます。
そんなとき、沿道にいる見ず知らずの方からのエールが聞こえてきました。さらにはOさんの足に冷却スプレーをかけたり、ハイタッチで励ましたりするなど、その温かさに支えられ、Oさんはなんとか前に足を進めることができました。
「そのときの経験があったからこそ、マラソンの楽しさに気づけた」とOさんは言います。沿道からの声援や金沢の美しい街並み、そしてゴールしたときの達成感。そうした記憶が時間とともによみがえり、「もう一度走ってみたい」という気持ちが湧き上がってきたといいます。今では継続して取り組んでいる趣味の1つとなり、現在も土日に3kmずつ走ることを習慣にしながら無理のないペースでランニングを続けています。将来的には、ホノルルマラソンや地元である北海道のサロマ湖100kmウルトラマラソンにも挑戦したいと語ります。
趣味を通じた人とのつながりが、仕事にも活きています

Oさんはマラソン以外にも、フットサルにも参加しています。週に1回ほど練習があり、同じ配属先で働くアルトナーのメンバーを中心に、2時間ほど和やかな雰囲気で体を動かしています。ときにはフットサルコートの予約時間が重なり、配属先のメーカーの方々と一緒にプレーすることもあります。
有給が取りやすく退勤時間も調整しやすい働き方のため、業務後のランニングやフットサルに無理なく参加できています。

フットサルやマラソンを通じて築かれた人間関係は、業務を進めるうえでもプラスに働いています。直接仕事で関わる機会が少なくても、顔を知っていることで相談しやすくなったり、連携が取りやすくなったりする場面もあるといいます。異なるチーム間の交流や連携強化にもつながるとOさんは感じています。
リレーマラソンや秋の宇都宮マラソンにも多くのアルトナー社員が参加しているため、共通の趣味の話を通して距離が縮まっており、競い合うのではなく楽しみながら切磋琢磨できる良好な関係が築けています。
また、仕事外での交流により、メンバーの新たな一面や人柄に気づくこともあります。時折差し入れを持ってきてくれる方もおり、そうした気遣いに感心することも多かったといいます。
体を動かすことは、リフレッシュや健康維持だけでなく、人とのつながりを深める大切な時間にもなっています。Oさんは、こうした趣味を通じた交流が、結果として仕事にも良い影響を与えていると感じています。
マラソンも仕事も、力を出し切るための自己管理が大切です

Oさんは、マラソンとエンジニアの仕事には共通点があると考えています。
どちらにおいても重要なのは、集中力やメンタルを安定させるための自己管理です。大切なのは、100%の力を出すべきタイミングと、力を温存するタイミングを見極めることだといいます。
その判断を支えるのが、これまでに積み重ねてきた知識や経験です。マラソンではコースの特徴を把握することで余裕を持って走ることができるようになります。仕事においても、資格勉強などで知識を身に付けたり、一般的な開発フローを知ったり、想定外の事態を経験したりすることで、「この時期は忙しいから多少残業が多くても頑張ろう」「この時期は閑散期だから、休みを取ったりスキルを身に付けよう」など気持ちを整えられるようになるとOさんは考えます。
また、常に完璧な結果を求めるのではなく、そのときの状況の中で最善を尽くすことの大切さも共通しています。たとえ100点に届かなくても、自分なりに考え抜いた成果を出すことが重要であり、その積み重ねが次につながっていくといいます。
エンジニアを目指す方へのメッセージ
エンジニアの仕事は、相手の気持ちになって考えられる力が問われると思います。設計や評価業務など、「このシステムでこういう動きをするとユーザーにとっては不便だよね」など、先を読んで他者の視点に立つ必要がある場面が多々あります。そういったアイデアや思考は、一人で仕事をしていてもなかなかうまく思い浮かばないものです。
周りの力を借りること、チームで力を発揮すること、他者を思いやること、これらはエンジニアの仕事の上で全て大切です。それに気づける機会の1つが、趣味を通した人とのつながりなのかもしれません。オンオフに関わらず、人とのつながりを大事にして欲しいです。